はじめに

スペースX上場で沸いた「宇宙関連」や大型IPO「GO」の反落も

また、宇宙関連銘柄の下落も響いています。6月12日、米国市場で実業家イーロン・マスク氏によって設立された米国の民間宇宙企業「スペースX」が新規上場を果たしました。同社の時価総額は一時、円貨換算で400兆円を突破し、世界の上場企業ランキングで6位の水準となりました。

スペースXの上場期待から、日本の宇宙関連銘柄であるQPSホールディングス
やアストロスケールホールディングス、Synspectiveなども軒並み大幅に上昇しました。しかしその後、アストロスケールホールディングスの大幅な赤字決算などの悪材料も重なり、急騰していた日本の宇宙関連株は一転して大きく下落する結果となりました。

さらに、6月16日に新規上場を果たした国内モビリティープラットフォームの最大手、タクシー配車アプリ「GO」の株価推移も影響しています。上場当日は、国内の配車市場における圧倒的なシェアやプラットフォームを活用した今後の事業拡大への期待から将来性が高く評価され、初値は公開価格を21.3%上回る2,910円と好調に推移しました。しかし買いは続かず、6月19日には公開価格を下回る2,298円で終了しています。

グロース市場の起爆剤となるか? 期待される「TOPIX改革」

厳しい逆風が吹くグロース市場ですが、明るいニュースもあります。「TOPIX改革」です。

今後、グロース市場に上場する企業であっても、高い時価総額と高い売買代金回転率という厳しい基準をクリアした企業は、新たにTOPIXの構成銘柄として選定されるようになります。もしTOPIXに選定されれば、TOPIX連動型のインデックスファンドなどを運用する機関投資家からの機械的な買い需要が発生するため、株価の底上げや流動性の向上が見込めます。

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