はじめに
他己投資より「自己投資」経験こそが最高のリターンを生む
筆者はみなさんに「自己投資」という投資先を改めてご提案したいと思います。新しい言葉ではありませんが、株式市場が活況だと、つい「他己投資」にばかり注目し、そこからの利益にばかり目がいくようになってしまいます。
私たちが、投資先を選ぶように、第三者の目でご自身を俯瞰してみましょう。将来が期待できる有望な投資先として合格点が得られるでしょうか?
もし合格であれば、さらに社会に還元する力を磨くための成長プロセスを考えたいところです。一方、ご自身で不合格と考えれば、どこを改善すればよいのか、考えてみましょう。
今後の学習や資格取得が鍵になるかも知れませんし、価値ある体験もご自身の成長につながるでしょう。投資の成果を最大化するには、投資家自身の判断力や経験値が不可欠です。だからこそ「自己投資」は、長期的には最も高いリターンを生む可能性があります。
例えば、「インドって投資先としてどうなんでしょうね?」などとおっしゃる方がいます。筆者がどうしてそう思うのかをお尋ねすると、「いやなんとなく」と言葉を濁されたりします。
「アフリカってまだまだ投資先として魅力がなさそうですね」というような言葉も、同様に雰囲気でおっしゃっていることがあります。つまり、投資をしていても「傍観者」なのです。
やはり私たち一人ひとりが経済活動の一員であることを考えると、他者の成長に投資をするとともに自己の成長にも投資をすべきであると考えるのです。
インドに行ってみて、ご自身の目で見てみたらいかがでしょうか?
アフリカに行ってみて、ご自身で感じてこられたらいかがでしょうか?
筆者も機会があれば海外に出かけるようにしています。やはり百聞は一見にしかずです。外国の地に降り立ち、そこで働く人々のエネルギーを感じることが投資判断のきっかけになりますし、自分自身も経済を動かす一員であると思えるからこそ、投資の判断が可能になるのだと思うのです。もし海外が難しければ、国内でも成長産業の現場を訪れたり、気になる製品を手に取ったりするだけでも「傍観者」から一歩抜け出せます。
経済の成長はチャートだけでは判断できません。株価が上がったからといって、経済が豊かになったわけでもありません。人々の暮らしに安心が増し、未来を明るく感じられることが経済の豊かさであると考えます。
投資によって少し家計に余裕ができたら、ぜひ自己投資を。
NISAに無理して他己投資をする前に、ぜひ自己投資を。
未来を明るくするのは、株価ではなく、私たち一人ひとりの成長です。
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