はじめに

住宅価格の高騰が続く今、ペアローンを検討する共働き夫婦が増えています。「借入可能額が増えるから」という理由だけでペアローンを選ぶと、契約後に思わぬ負担やリスクに直面することもあります。大切なのは、自分たちのライフプランや働き方に合った借り方を選ぶことです。

本記事では、単独ローンや収入合算など、その他の住宅ローンとの違いも踏まえながら、ペアローンを選ぶ前に確認しておきたい5つのポイントを解説します。


まずは知っておきたい住宅ローンの4つの借り方

比較表からも分かるように、ペアローンは夫婦それぞれの収入を活かして借入可能額を増やせることに加え、住宅ローン控除、団体信用生命保険(団信)を夫婦それぞれ活用できる可能性があります。一方で、契約が2本になるからこその注意点もあります。

ペアローン契約前に確認したい5つのポイント

住宅ローンは長期にわたる契約です。契約後に「知らなかった」と後悔しないためにも、次の5つを事前に確認しておきましょう。

①共働きが続かない場合も想定しておく

住宅ローン返済中に、出産・育休、時短勤務、役職定年、転職、介護、病気など、働き方や収入が変化する可能性があります。「どんな働き方を希望するのか」「収入が減った場合はどうするか」を事前に話し合っておくことが大切です。

②「無理なく返せる額」で判断する

「借りられる額」と「無理なく返済できる額」は必ずしも同じではありません。住宅購入後は、毎月の返済以外にも、固定資産税やマンションの管理費、修繕積立金、住宅のメンテナンス費用などの維持費もかかります。

さらに、教育費や老後資金など、これから必要になる支出や、物価上昇による生活費の増加も見据えながら、無理なく返済できる借入額を考えることが大切です。

③団体信用生命保険(団信)の保障内容を確認する

ペアローンでは、夫婦それぞれが団信に加入しますが、「どちらかに万が一のことがあれば、住宅ローンがゼロになる」とは限りません。一般的な団信では、保障されるのは亡くなった方が契約していた住宅ローンのみです。もう一方の住宅ローンは返済が続くケースが多いため、保障内容を契約前に確認しておくことが大切です。

なお、金融機関によっては、どちらか一方に万が一のことがあった場合に、夫婦双方の住宅ローンが完済される「連生団信」を取り扱っている場合もあります。金利上乗せの有無も含めて比較・検討してみてください。

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