はじめに

三井住友カードから2026年5月26日に発行がスタートした「Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite」は、Visaの最高ランク「Visa Infinite」のカードです。「Visa Infinite」ランクのクレジットカードといえば、同じく三井住友カードの「三井住友カード Visa Infinite」もあります。

今回は、「Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite」の特徴や三井住友カード Visa Infiniteとの違いを確認したうえで、どのようなライフスタイルの人に最上位カードが向いているか一緒に見ていきましょう。


Oliveフレキシブルペイ Visa Infiniteは「Oliveフレキシブルペイ」の最上位カード

「Oliveフレキシブルペイ Visa Infinite」は、三井住友カード「Oliveフレキシブルペイ」の最上位に位置付けられるカードです。

Oliveは、SMBCグループが手がける金融サービス。スマホの銀行口座として使えて、クレジットやデビットなどの決済、証券や保険などのサービスをアプリ1つにまとめることができます。公式サイトによるとアカウント数は800万を突破し、多くの人が活用しています。

Oliveアカウントを開設すると発行されるのが「Oliveフレキシブルペイ」というキャッシュカード、デビット、クレジット等を一体化したカードです。Oliveフレキシブルペイには、三井住友銀行のキャッシュカードとしての機能に加えて、下記の4つの支払いモードが用意されています。

・後払いで支払う「クレジットモード」
・口座から即時引き落としで支払う「デビットモード」
・貯まったVポイントで支払う「ポイント払いモード」
・三井住友カードや提携カードなど追加したカードで支払う「追加した支払いモード」

支払いモードは三井住友銀行アプリ内でいつでも手軽に切り替え可能。カードが1枚に集約されるため、さまざまなカードを持ち歩く手間を減らせます。

Oliveフレキシブルペイには「一般」「ゴールド」「プラチナプリファード」がありましたが、2026年5月26日に新たに最上位の「Visa Infinite」が追加されました。

<Oliveフレキシブルペイの4種類のカードの主な仕様>

(株)Money&You作成

Oliveフレキシブルペイを利用して買い物をすると、毎月の支払い金額の合計200円(税込)ごとに、一般・ゴールドは1ポイント、プラチナプリファード・Olive Infiniteは合計100円(税込)ごとに1ポイントのVポイントが貯まります。基本還元率は0.5%(プラチナプリファード・Visa Infiniteは1%)です。

カードのランクが上がるほど旅行傷害保険やショッピング補償の金額がアップします。ゴールド以上であれば、年間の利用額に応じてポイント還元が得られるのでお得です。

プラチナプリファード以上であれば所定の特約店で利用した場合に最大9%のポイント還元が受けられ、海外での外貨ショッピングでもポイントが2%分プラスされます。

SBI証券を利用したクレカ積立の付与率は年間のカード利用額によって変わり、上限はカードのランクが上がるほど高くなります。なお、「Olive限定上乗せプラン」ではOliveアカウント契約口座の残高に応じて最大+0.5%、「資産運用特典」ではOlive資産運用サービスを利用することで最大+2%付与率をアップすることができます。

ゴールド以上は年会費がかかりますが、ゴールドの場合は年間100万円利用で翌年以降の年会費が永年無料にできます。プラチナプリファードとVisa Infiniteの場合はOliveアカウント契約口座の残高などの条件を満たすと翌年の年会費を無料にできます(Olive Infiniteの残高の条件は後述します)。

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Olive Infiniteと三井住友カード Visa Infiniteの特徴は?大きな3つの違い

Olive Infiniteに先立って2025年9月より発行されている「三井住友カード Visa Infinite」も三井住友カードの最上位カード。Olive Infiniteも三井住友カード Visa Infiniteもその名のとおり、Visaの最高ランク「Visa Infinite」に位置付けられるクレジットカードです。

Olive Infiniteや三井住友カード Visa Infiniteの会員は、会員限定のイベントに参加できます。イベントは月替わりで、一流シェフの特別コースを堪能できたり、特別な音楽ライブや劇などを鑑賞できたり、アート・工芸・彫刻・写真などを観覧したり、著名人から趣味やレジャーを学んだりできるなど、多数用意されています。

最上級カードならではのプレミアムなサービスも多数付帯しています。世界各国の空港のラウンジが使えるプライオリティ・パス、ホテルのグレードがアップするステータスマッチ、対象の高級レストランで大人1人分が無料になる優待サービス、指定の国立美術館・国立博物館が無料になるミュージアム・パス、映画館の優待など、どこに行くにも役立ちます。会員専用のコンシェルジュサービスもありますので、24時間365日、いつでも電話・メール・LINE・専用ウェブサイトで要望に応えてくれます。

<Olive Infiniteと三井住友カード Visa Infiniteのスペック比較表>

(株)Money&You作成

Olive Infiniteと三井住友カード Visa Infiniteの仕様はよく似ていますが、異なる部分もあります。

①Olive Infiniteは条件を満たせば年会費が無料になる

Olive Infiniteも三井住友カード Visa Infiniteも入会特典として入会月の3か月後末日までに100万円以上利用することで10万ポイントがもらえるので、年会費の9万9000円の元を取ることができます。2年目以降は、年間で400万円以上利用すると4万ポイント、または年間700万円以上利用すると11万ポイントがもらえます。この点はOlive Infiniteも三井住友カード Visa Infiniteも同じです。

しかし、Olive Infiniteの場合はこれとは別に、Olive資産運用サービスに申し込み、次の条件を満たせば年会費が無料になります。

(1)三井住友銀行の円普通預金残高が500万円以上
(2)SBI証券残高が500万円以上
(3)Olive残高((1)+(2))が合計5,000万円以上

5,000万円以上の資産がなければ達成できないため、ハードルはかなり高めですが、最上級のカードを保有するような富裕層であれば、十分に達成できる条件でしょう。

②タッチ決済の還元率が違う

Olive Infiniteと三井住友カード Visa Infiniteでは、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済またはモバイルオーダーを利用した場合の還元率に違いがあります。Olive Infiniteではクレジットモード利用時に最大8%なのに対し、三井住友カード Visa Infiniteでは7%です。

なお、Olive Infiniteでもデビットモード利用時の還元率は1.5%になってしまうので注意が必要です。Oliveの方が1%優遇されているのは、利用促進を狙っているものだと考えられます。

③Oliveフレキシブルペイ Visa Infiniteのほうが利用できるVポイントアッププログラムが多い

Vポイントアッププログラムは、対象のコンビニ・飲食店利用時のポイント還元率が対象サービスの利用状況によってアップするサービスです。Oliveフレキシブルペイ Visa Infiniteと三井住友カード Visa Infiniteでは、Vポイントアッププログラムの対象サービスに違いがあります。

<Vポイントアッププログラムの概要と対象サービスの違い>

(株)Money&You作成

Olive InfiniteではすべてのVポイントアッププログラムが利用できるのに対し、三井住友カード Visa Infiniteでは使えるVポイントアッププログラムが限られています。条件を見ると、Oliveアカウントを利用していることが条件になっているものが多いことがわかります。

選べる特典で対象のコンビニ・飲食店利用時のポイント還元率を3%アップできる

Olive Infiniteで大きいのが「選べる特典」です。選べる特典は、Oliveアカウントを契約するともらえる特典で、次の4種類があります。

(1)給与・年金受取特典:Oliveを給与・年金受取口座に設定でVポイント200ポイント(年間2,400ポイント)
(2)コンビニATM(イーネットATM・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATM)手数料無料:選択した翌月のコンビニATM手数料が1回無料
(3)Vポイントアッププログラム:選択した月の利用に対する還元率が+1%
(4)利用特典:選択月末時点の残高が1万円以上の場合、Vポイント100ポイント付与

Olive Infiniteでは、選べる特典を3つもらえます。仮に3つとも「Vポイントアッププログラム:還元率+1%」にすれば、それだけで対象のコンビニ・飲食店利用時のポイント還元率を3%増やすことができます。

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最上位カードが向いている人は?

Olive Infiniteでも三井住友カード Visa Infiniteでも、年会費の元を取るという観点でいえば「年700万円以上使う人」ならばおすすめできるカードです。毎年11万ポイントが獲得できるので、年会費9万9000円を実質無料にできます。

ただ、年間700万円以上の決済を無理なく集約できる人はかなりの富裕層でしょう。年収が数千万円以上ある会社経営者や役員、あるいは高年収の仕事に従事していて、海外に行くことや高級ホテルなどに行くことが多い…というのであれば、最上級のカードのサービスを余すところなく使うことができるでしょう。家族カードの利用も含め、共働きで世帯年収が数千万円以上という場合でも検討の余地はあります。

Oliveフレキシブルペイ Visa Infiniteは三井住友カード Visa Infiniteよりも対象のコンビニ・飲食店利用時のポイント還元率を高めやすいといえます。とはいえ、最上級のカードは、「なんとしても年会費の元を取ろう」と、還元率やポイントのために保有するものではありません。数々の特典をきちんと使える人ほどお得な1枚になるでしょう。

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