はじめに

キオクシアや三井金属も! 9月末に大型分割を行う企業

東証の再要請を受けて、2026年9月末に株式分割を行う企業は47社に上ります。中でも、株価が1万円(投資金額100万円)以上の大型分割が目立ちます。

今年に入り、注目を浴びるキオクシア(285A)は1→3分割を行います。8月27日現在の株価は52,500円(最低投資金額525万円)ですが、10月以降は3分の1の株価となります。しかし、3分の1の株価になっても17,500円(投資金額175万)と個人投資家にとってはハードルが高い水準と言わざるを得ません。

金属製錬、電子材料製造、自動車部品製造などを主な事業とする三井金属(5706)は、1→10分割を行います。8月27日現在の株価は28,850円(投資金額288万5,000円)ですが、10月以降は10分の1の株価となります。これにより株価は2,885円(投資金額28万8,500円)となり、東証が求める「50万円未満」をクリアすることになります。

その他にも、株価が1万円以上の企業で、牧野フライス(6135)、オルガノ(6368)、ダイヘン(6222)、テラプローブ(6627)、東京エレクトロン(8035)が1→5分割、イビデン(4062)、テラドローン(278A)が1→2分割への株式分割を公表しています。

最低投資額5万円へ! 東京海上HDの15分割と魅力的な新優待

株価が1万円以下でありながら、大型分割を公表した企業もあります。国内最大手の総合損保会社である東京海上HD(8766)は、1→15分割を公表しました。8月27日現在の株価7,629円(投資金額76万2,900円)から、分割後は5,860円(投資金額5万860円)にまで下がります。

また、同社は株式分割に合わせて、長期株主向けの優待制度の導入も決定しています。100株以上かつ3年以上保有する株主を対象に、3年が経過した時点で7,500円相当の電子マネーなどを配布し、4年目以降も保有した場合は1年が経過するごとに2,500円相当を配る予定です。

富山県富山市に本社を置く金融持株会社のほくほくフィナンシャルグループ(8377)も、1→10分割を公表しました。8月27日現在の株価8,228円(投資金額82万2,800円)から、分割後は822円(投資金額8万2,200円)にまで下がります。

なお、今回の株式分割ラッシュでは、ほくほくフィナンシャルグループをはじめとする多くの地方銀行が実施することが目を引きます。

具体的には、秋田銀行(8343)、山梨中央銀行(8360)、大垣共立銀行(8361)、紀陽銀行(8370)、阿波銀行(8388)、北北日本銀行(8551)などです。

今後も、東証の要請に応える形で株式分割を実施する企業が増加するのではないかと、個人的には感じています。

※本記事に掲載している情報は2026年8月27日時点のものです。
※株主優待や配当(分配金)の制度は変更される場合がありますので、必ず当該企業の情報をご確認ください。
※本記事は個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。

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