はじめに

金融政策イベント前の予想と対応

図

会合前に決めたいのは予想より対応です。金融政策イベントでは、利上げや据え置きの結果そのものより、市場予想との差が大きな値動きを生むことがあります。予想どおりの利上げでも、その後の追加利上げに慎重なら買い戻しが入る可能性があります。反対に、据え置きでも今後の引き締めを強く示せば、株価の重荷になり得ます。

そのため、会合直前の予想に合わせて保有資産を大きく動かすより、金利上昇に弱い銘柄や同じ為替リスクに偏っていないかを点検し、下落時に追加投資できる余力を確認しておく方が、長期投資には取り入れやすいでしょう。

急落時の追加投資は利益見通しを条件に

長期保有を考える銘柄についても、「株価が下がったら買う」だけでなく、「利益見通しが維持されていれば検討する」と条件を決めておくと、値下がりと投資価値の悪化を区別しやすくなります。また、急落したら購入したい銘柄のリストは日頃から作成しておくと良いと思います。

9月に見極めたいのは、米国では物価を抑えながら企業利益の成長を維持できるか、日本では賃金と需要を伴う物価上昇が続くかという点です。

中央銀行の次の一手を当てること以上に、その政策の下でも利益を伸ばせる企業を選ぶこと。その視点を持つことで、金融政策のニュースを保有資産の具体的な点検につなげられると考えています。

この記事が少しでも皆様の投資の参考になれば幸いです。

この記事の感想を教えてください。