はじめに
我慢もカードの解約も不要。使いすぎを防ぐ5つの仕組み
ポイントは、我慢や気合いに頼るのではなく、自然と使いすぎを防げる仕組みを作ること。今日からできる5つの方法をご紹介します。
①先取り貯蓄を習慣化する
まずは先取り貯蓄で、自然とお金が貯まる仕組みを作りましょう。給料日に貯蓄用の口座などで7万円を自動積立します。
Aさんの場合、今までは、お金を使った後に残ったら貯蓄という習慣でしたが、先に貯蓄分を差し引き、残ったお金で生活するようにします。自動積立をすることで、自分の意思に関係なく、貯蓄を習慣化できます。
②家計簿アプリで支出をまとめる
Aさんの場合、使途不明金が多いため、1週間単位で支出をチェックするとよいでしょう。紙の家計簿やPCでもよいのですが、続けるのが大変な場合は、家計簿アプリがおすすめです。最近のアプリはAIが搭載されて、自動的に仕分けをしてくれるものも多くなっています。初期設定で、銀行口座やクレジットカード、電子マネーなどをアプリに連携させれば、収支の全体像がわかります。
さらに、カードやスマホ決済の明細を3つに分類してみましょう。「生活に必要」「満足度が高い」「何となく使った・覚えていない」の3つに分け、まず見直すのは3番目の支出です。
③オートチャージを見直す
交通系ICなどのオートチャージをオフにし、手動でチャージするのも一案です。筆者も以前は、上限がないかのように感じて使い、請求額が膨らんだことがありました。手動に変えてからは残高の減りに気づけるようになり、請求額も落ち着きました。
④衝動買いは時間を置くことで防ぐ
ネット通販で予定にないものが欲しくなったら、買い物かごに入れたまま翌日まで待ちましょう。翌日まで待ってみると、冷静になって、本当に必要かどうか考えられるようになります。店頭での高額な買い物も、いったん帰ってから考えるなど、買いたいと思った瞬間と、支払う瞬間の間に時間を作りたいものです。
⑤高額な買い物は支払総額で考える
数十万円する家電などは、手数料のかからない2回払いを検討してもよいでしょう。ただし、支払いを分けても買い物の金額は変わらないので、2回払いを重ねないようにします。当月分だけではなく、家計簿アプリで翌月の支払額も確認するなど、計画的に利用します。
3回以上の分割払いや、リボ払いは、原則として11〜18%程度の手数料がかかります。月々の支払額が小さくなるメリットはあっても、手数料が高く、残高や支払総額が見えにくいデメリットがあるうえ、利用を重ねると返済が長期化する恐れがあります。例えば、30万円の買い物で年利18%のリボ払いを利用し、毎月5,000円ずつ返済した場合、返済期間は約13年、支払総額は元の2.5倍以上の77万円超に膨らんでしまいます。安易に利用しないようにしましょう。
現金に戻さなくていい。キャッシュレスを家計管理の「味方」にする
キャッシュレス決済が浸透している時代に、使いすぎてしまうからといって、現金決済に戻る必要はありません。利用履歴が残るため、使い方次第では現金より管理しやすいのです。
大切なのは、生活に必要な支出や満足度の高い支出と、何となく使ったお金を分けることです。意志の強さだけに頼る必要はありません。先取り貯蓄、家計簿アプリで見える化、オートチャージをオフなど、立ち止まる仕組みで、キャッシュレス決済の便利さを活かしながら、自分に合った心地よい家計のバランスを見つけていきましょう。