はじめに

金融庁が公表した最新のNISA利用状況によると、2026年6月末時点のNISA口座数は3,048万850口座に達し、ついに3,000万口座の大台を突破しました。前年同期比で約13%増となっており、NISAを活用した資産形成が着実に浸透しています。

本記事では、政府目標の達成状況や世代別の利用動向、主要証券会社で選ばれている投資信託・国内ETFの傾向について整理して整理・提示します。


口座数3000万突破! 現役世代から10代へ広がるNISAの波

本調査はNISAを取り扱う全金融機関を対象に実施されたものであり、累計のNISA買付額は2026年6月末時点で約85兆円に達しています。

政府が掲げる2027年末までの目標「3,400万口座・買付額56兆円」に対して、口座数は目標の約90%まで到達しており、買付額については目標の56兆円をすでに大幅に更新している状況です。

世代別の口座数を見ると、50代が599万9,082口座、40代が572万2,939口座、30代が530万7,976口座となっており、家計や教育費・老後資金と向き合う現役世代が運用の中心を担っています。

一方で、直近半年の増加率で顕著な伸びを示したのが若年層です。特に10代の口座数は13万4,413口座から49万730口座へと3倍以上に急増しており、高校における金融経済教育の普及が追い風となっていると見られます。20代も11.8%増と2桁の成長を見せており、若い世代へ裾野が広がっています。

王道はオルカン・S&P500! 主要証券の買い付け上位ファンド

多くの投資家がどの商品を選んでいるのか、主要ネット証券の買い付けランキングを見ると明確な傾向が浮き彫りになります。市場全体に低コストで分散投資できる「全世界株式(オール・カントリー)」と「米国株式(S&P500)」への資金集中が続いています。

【SBI証券の買付上位ファンド】
1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
3. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
4. iFreeNEXT FANG+インデックス
5. eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
【楽天証券の買付上位ファンド】
1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
3. 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
4. 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド
5. 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド

両社ともに王道のインデックスファンドが上位を独占する一方で、米国ビッグテック企業へ集中的に投資する「FANG+」や「NASDAQ-100」といった高い成長性を追求するファンドも根強い人気を集めています。

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