はじめに
この時期だからこそ、ガンガンに履きたいお気に入りのブーツ。本当は、一日履いたら三日くらい休ませる方がいいことを知っていても、「コーディネートに合わせやすいから」ってついつい連続で履いちゃっている人いませんか? 私、まさにそれです。
ギリギリまで寝ちゃう派なもんで、毎朝バタバタっとしちゃって。「う~ん……昨日も履いたけどこれでいっか!」になってしまうのです。そして、帰宅後、何とも言えない不快な臭いを一日の終わりに嗅ぐ羽目になるという……。それを懲りずに繰り返しています。
友達にも聞いてみると、ほとんどが「一日中履いたブーツ臭は相当ヤバい!」ということで一致。
専用の消臭剤をシューした後に、除湿効果のあるブーツキーパーを入れて納めていたり、臭いが玄関に充満するからとそのままベランダに干してしばらく放置という子もいました。
私も似たようなことを試してみたことがあるのですが、根がズボラなもんで…毎回きちんと続けられない。そんな私でも結構続いている、ブーツ臭を取り除く簡単な時短方法をご紹介します。
ブーツの臭いの原因は菌
スニーカーなどやサンダルに比べると、ブーツを履いた時はかなり足が湿りますよね。気密性が高いブーツは、冷えから守ってくれる冬のマストアイテムですが、湿度がグンと高いため、汗から発生した菌がどんどん増え続けて、あの強力な臭いを放つのです。
朝から晩まで靴を履き続けていると、普通の人の足の裏でも、マグカップ1杯分の汗はかいているそう。その量、実はワキの下よりもはるかに多いって知っていましたか?
皮脂も菌の栄養になるので、足を清潔にしておくのも大切ですが、一番はブーツの中の菌の繁殖を乾燥や除菌で抑えて消臭するのがあの「ブーツ臭」の改善方法です。
巷で有名なブーツの消臭方法を試してみた
まずは、身近にあるモノでブーツ臭を撃退したいと思い、定番の消臭方法をいろいろ試してみました。
お財布の10円玉をブーツの中へ入れる
簡単度★★★★★ 効果★☆☆☆☆
これ、かなり有名ですよね。早速も私も試してみました。数枚では分からないかも?と、頑張って10円玉を20枚!しかも、汚れをきちんと落としたものが良いと聞き、洗剤で洗った10円玉を、一晩片方だけに入れておきました。
「10円玉の銅イオン効果で靴の中の菌が激減して、ブーツ臭が消える!」という仕組みらしいのですが、残念ながら、私はほとんど効果を感じられませんでした。
早くも花粉症が始まっていて、少し嗅覚が衰えていますが、言われてみれば若干?……いや、もしかしたら思い込みレベルかも。両足分ともなれば10円玉を40枚!毎日これをブーツに出し入れしてこの結果だと、本気で取りかかる気にはなれませんでした。
コーヒーの抽出カスをブーツの中へ入れる
簡単度★★★★☆ 効果★★★☆☆
「あー、コレお母さんがしてた!」なんて人も多そうですね。我が家はコーヒー好きなので、数年前にデロンギのマシーンを購入。コーヒー豆のカスが消臭効果に優れているのは知っていたけど、「まっ、いっか」と、毎回そのままゴミ袋行きです。
でも、今回は無駄にせず、電子レンジで水分をしっかり取ったカスを、出汁や茶葉を入れる小袋に詰めてブーツの中へ。
コーヒーの抽出カスは酸性なので、アンモニアを吸着して中和させる効果があるそう。さらに、よくお家の消臭剤に入っている活性炭の働きと似ていて、抽出カスの表面に開いているたくさんの穴が不快な臭いをすばやくキャッチして吸収してくれるんだとか。ということで、早速試してみました。
結果はというと、これはアリ。ブーツ臭はかなり消えていて、ふんわり薫るコーヒーの匂いが結構いいかも。
ただ…コーヒーの抽出カスをカビ防止にしっかり乾かしたり、小袋に詰めたりする手間はちょっとだけ面倒くさい……が正直な感想です。