バレンタインデーにチョコレートをもらえてうれしいと思う反面、「ホワイトデーのお返しをどうしよう……」と思い悩む男性は多いのではないでしょうか。何に悩んでいるかというと、それはズバリ「どんな贈り物を選べばよいのか、わからない」という点です。

女性側は、バレンタインデーにとりあえずチョコレートを選べば、大きく外すことはありません。ところが、ホワイトデーのギフトには「これ」という無難かつ王道の贈り物がありそうでないものです。

しかし、男性が考えているほど、喜ばれるホワイトデーギフトは頭を悩ませるものではないようです。意識調査のデータを用いて、普段はギフトも取り扱っている筆者がくわしく解説したいと思います。


実は低いホワイトデーのハードル

「何を選んだら喜ばれるのだろうか」。そう思い悩む男性に向けて、まずは理解してもらいたい事実があります。それは「男性が思っているほど、女性はお返しに期待していない」という本音です。

ソーシャルギフトサービス「cotoco」が1,000人の男女を対象に実施した調査によると、「バレンタインチョコを欲しくない」と答えた男性は全体の2割で、そのうち54.7%が「お返しが面倒だから」と答えています。このデータを見る限り、やはり多くの男性がホワイトデーのギフト選びに悩んでいる現実がわかります。

この回答を受けて女性はさぞショックを受けるかと思いきや、「(義理チョコへの)ホワイトデーのお返しを期待していない」と答えた20代女性は32%もいます(ミュゼマーケティング調べ、調査対象986人)。

そして、本命チョコに対しては60%の女性が「お返しを期待している」と答えているのに対し、義理チョコに対してはわずか30%しかないのです。「お返しを期待している」と答えた30%の女性も「あげた義理チョコと同等金額であればOK」と答えています。

この意識調査から、ホワイトデーギフトの合格ラインが「もらったものと同等金額のお返しをすること」という、とても低いハードルであることがわかります。期待値が低いということは、裏を返すと、少し頑張るだけでググっと女性にとても喜ばれるホワイトデーギフトになることを意味します。

これを聞くと、少し肩の荷が下りたのではないでしょうか。そして「義理チョコをもらったお返しとはいえ、せっかくなら贈り物で女性に喜んでもらいたいな!」と前向きな気持ちになったかと思います。

他の人が選ばない贈り物がオススメ

ホワイトデーに限らず、贈り物で失敗するのは「あげたいもの」と「欲しいもの」にギャップが存在するからです。自分が「こんなプレゼントをしたい」と考える前に、相手がどんなものをもらえばうれしいかを知ることが、成功する贈り物への第一歩となります。

マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが20代~30代前半の男女500人を対象に実施した調査では、34.0%の女性が「お菓子・スイーツ」が「もらってうれしいプレゼント」と回答しました。

しかし、これには注意が必要です。お菓子なら何でもいいわけではありません。

義理チョコを配る女性は複数の男性にプレゼントをしているわけですから、みんながお返しにお菓子を選ぶと、女性の手元にはたくさんのお菓子が集まることになります。せっかく贈り物をするのであれば、他の人が贈らないギフトを選ぶことで、より一層喜んでもらえるはずです。

とはいえ実際問題、「他の人が選ばない贈り物をするなんて難しい」と感じるのではないでしょうか。

他の人が選ばないということは、多くの人が選択する人気ランキングは使えません。高級レストランでのディナーは本命チョコへのお返しには良くても、義理チョコへのお返しにマッチするものではありません。それに、極端に高いものでは、財布がいくつあっても足りません。