日常生活や生き方を通して、お金の価値観・人生観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。

今回は、林部健二著『なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか』をご紹介します。


『なぜアマゾンは「今日中」にモノが届くのか』林部健二著


アマゾンは、どうしてそんなに速くモノを届けられるのか。一体、どんな人間が、どんな仕組みで、どんな仕事をしているのか。立ち上げメンバーの著者が、今まで謎に包まれてきたその実態を解き明かします。
208ページ/プチ・レトル/2017年12月25日

担当編集者のコメント

「速く・確実に・高品質のモノが届く」現代社会のインフラとも呼べる存在アマゾン。

生活必需品から、趣味のニッチな本やガジェットまで、アマゾンで買えないものはありません。そして、ポチッとクリックした数時間後には品物が届くという脅威の配送スピード。

一体その裏にはどんな秘密があるのか、編集者として以前に、アマゾンの恩恵を受けている消費者として、その謎を知りたいと考えていました。

アマゾンジャパン立ち上げメンバーとして、サプライチェーン部門、テクニカルサポート部門の責任者を歴任した林部健二氏は、その配送スピードの裏には、アマゾン独自の物流戦略と、ロジカルな経営手法があると言います。

そして、そのベースには徹底した顧客至上主義があり、それゆえに、取引先企業(仕入先や物流業者)に対しては冷酷な仕打ちをしているように見えることもあると。

アマゾンに関する書籍は多数出ています。

そんな中で、本書を執筆いただくにあたって「アマゾンはやはりすごい」で終わらずに、特に他の日本企業に奮起してもらうきっかけになるような本にしようと、著者の林部氏と何度も話しながら、時間をかけて作ってきました。

特に、「アマゾンの本当の強さとは何か」を明らかにして、「アマゾン一強時代に日本企業はどう戦っていくべきか」という点を読者に伝えられるように、真似すべきこと、すべきでないことを明確に書いていただきました。

表面的な戦術や、目新しいサービスにフォーカスするのではなく、アマゾンの真の強さの秘密を丁寧に説明した一冊です。

アマゾンと少しでも関係する方はもちろん、そうでないビジネスパーソンの方々にも、その仕事のやり方や人材の選び方は、参考になるのではないかと思います。

(プチ・レトル株式会社 担当編集:谷口恵子)
(写真:ロイター/アフロ)