結婚

新婚カップルが解決すべきお金のこと

夫婦間の意識の差は離婚原因になりかねない

結婚が決まったカップルが一緒に考えなければならないのは、挙式のことや新婚旅行のことだけではありません。家族になるということは、つまり家計が一緒になるということ。現実的に生活をしていくためには、お金に関する話し合いは避けては通れません。

有配偶者の方、離婚経験者の方に「結婚のスタート時にあったこと・深まったこと」という調査をしたところ、有配偶者と離婚経験者の差が大きい上位4項目に「自分の性格を理解してもらう」「自分と配偶者の家族が親しくなる」などと並び、「二人の金銭感覚をすり合わせる」というものがランクインしているなど、お金の話は結婚生活にも大きく影響を及ぼすと言えそうです。

とはいえ、わかっていても具体的にどんな話をすればいいのか、相手になかなか話を切り出しづらい、自分の資産や収入を言いたくないなど、いきなり話せと言われても難しいのがお金のはなし。

そこでこれまで多くの新婚カップルのお金の悩みを一緒に考えてきたゼクシィ保険ショップの陶山健一さんに、結婚時には相手とお金についてどんなことを確認すればいいのか、どういう話をするとお金の具体的な話をしやすいのかなど、話を伺いました。


新婚カップルの貯蓄額は収入の10%が理想

そもそもゼクシィ保険ショップが誕生したのは、ゼクシィに期待するサービスについてアンケートをとった際、貯蓄のしかたや家計簿・節約ノウハウ、賢い保険の選び方と答えた人が多かったという背景があったからだとか。

結婚して家族になるということは、現実的な問題を一緒に抱えていくということ。やはり、お金に関する悩みは、新婚カップルが抱える問題の多くを占めるようです。

「新婚カップルが抱えるお金の悩みで一番ご相談が多いのがやはり貯蓄に関する悩みです。月々の貯金額をいくらにすればいいのかわからないという相談を多く受けます」(陶山さん)
実際に、ブライダル総研が調査したところによると、将来の備えや出産・育児のために積極的に貯蓄を行おうとする新婚カップルが増えているとか。 (出典:ゼクシィ新生活準備調査2015)

しかし、貯蓄をしようという意識はあっても、月々どれくらいの金額を貯めればいいのかは、いまいちピンとこない人の方が多いもの。陶山さんは家計シミュレーションを通して、2人の収入の大体10%を貯蓄にまわすが最適と相談に訪れたカップルに伝えているそうです。

「独身の間は、自分が“何に”“いくら”お金を使っているか、意識していない方が多いのです。そこで結婚を機に一度家計のバランスを考え直してみることが、今後60年先までのライフプランを見通すことにもつながるとお伝えしています」(陶山さん)
陶山さんによると、新婚カップルが計画的に貯蓄を行っていくためには、3つの方法が考えられると言います。
  1. 妻もしくは夫、片方の収入をすべて貯蓄にまわす
  2. 夫婦で共通の財布を作り、余った分を貯蓄にまわす
  3. 家賃や食費といった項目ごとにどちらが負担するか決め、貯蓄もそれぞれが行う
「一番大切なのは、どれだけ貯金をするかよりも、夫婦が元気に共働きできるうちに、貯蓄のクセをつけておくことです」(陶山さん)
## 離婚のリスクが高まる? 夫婦間のお金に対する意識の差

お金に対する意識は男女で異なりますが、一般的に女性の方がお金について重く(よりリアルに)考えていることが多いと言います。ゼクシィ保険ショップには、女性ひとりで相談に来る人もいるのだとか。

「女性が漠然とした不安を抱えているものの、男性はあまり実感を持っていないケースが多いです」(陶山さん)
陶山さんは、女性には不安な気持ちを拭えるような声かけを意識して行う一方、男性には数字を根拠にロジカルに説明するようにしているそうです。実は、結婚前の新婚カップルは、このお金の問題に対する意識の違いのせいで、ケンカになることも多いようです。相談の現場で、妻が出産後、仕事を辞めるつもりでいたことを、男性が初めて知ったというケースもよくあるのだとか。

お金の話をするとはいっても、収入や貯蓄の額を細かく共有することよりも、お互いがどんなライフプランを描いているか話し合う機会を作ろうと考える方が正しいかもしれません。

▲「本当はすべての新婚カップルに相談に来てほしい」と話す陶山さん

ブライダル総研の調査によると、現在の有配偶者と離婚経験者を比較したとき、有配偶者の方が、結婚スタート時に金銭感覚のすり合わせを行っている割合が高いのだとか。

(出典:ブライダル総研 離婚に関する調査2016)

つまり、結婚スタート時に金銭感覚のすり合わせを行なっておいたほうが、その後の結婚生活もうまくいく可能性が高いのです。離婚せずに上手に価値観をすり合わせて結婚生活を行うためには、やはりお金の話は避けては通れないのです。

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