はじめに

金銭感覚すり合わせのきっかけには保険の話が効果的?

しかし、やはり相手に切り出しづらいのがお金の話。そこはどのように切り出して行くとよいのでしょうか。陶山さんは、お金の話をしづらい新婚カップルにとって、保険の話をするのは、金銭感覚のすり合わせは非常にいいきっかけになると話します。

保険には、医療保険や終身保険といったさまざまな商品があり、掛捨型と貯蓄型、保障の大小など、多くの選択肢があります。そのなかからどの保険を選ぶのか2人で一緒に考えていくことで、お互いの金銭感覚や価値観がわかり、徐々に意見がまとまっていくのだそうです。

陶山さんによると、月々の保険料の安さをとるのか、将来の貯蓄をとるのか、また医療保険に関しては一日に支払われる額をいくらのものにするのかなど、どんな保険を選ぶのかは、お金に対してどんな価値観を持っているかという点とリンクしているといいます。

だからこそ、結婚する前に、どんな保険に入ればいいのか2人で話し合うことは、金銭感覚のすり合わせをすることにつながるとのこと。

実際、ゼクシィ保険ショップを訪れて保険の相談をした新婚カップルのなかには、「初めて夫婦になると実感できた」と話す人たちが多いそうです。

新婚カップルはどんな保険に入るべき?

「新婚カップルには最低限入っておくべき保険として、医療保険と終身保険をすすめています。そして、お子さんができたタイミングで学資保険にも加入をすすめています」(陶山さん)
ゼクシィ「新生活準備調査2015」によると、結婚のタイミングで保険の見直しを行い、変更や追加を行っている人は男性の場合は約25%、女性の場合は約22%だそう。 (出典:ゼクシィ新生活準備調査2015)

独身のうちから医療保険や終身保険などの生命保険に加入している人は男性の場合は約6割、女性の場合は約7割と過半数に及びます。

(出典:ゼクシィ新生活準備調査2015)

ただ、実際に新婚カップルの相談を受けている陶山さんによると、本当に自分に必要な保険に入っている人は多くはないと言います。

「就職のタイミングでなんとなく保険を選んでいたり、ご両親が以前に加入させてくれていたりするケースが多く、自分で真剣に保険について考えたことがあるという人はまれです。でもそれが普通のことなので、結婚のタイミングで一度見直してみるのがいいと思います」(陶山さん)
ゼクシィ保険ショップでは、保険料は収入の約5%程度で計算するそうすが、これは一般的な推奨値よりはやや低めに設定されています。陶山さん曰く、新婚カップルにとってはそれで十分なんだとか。

保険は子どもが生まれたり車や家など大きな買い物をしたり、そういった人生の節目で見直していくものだといいます。結婚当初は、家計の多くを保険料に回すより、ほかの使いみちにあてた方がいい場合が多いようです。

お金の問題と向き合うことは2人の幸せにつながるもの

結婚は、2人にとってとても幸せで喜ばしいことですが、同時に金銭面の現実的な問題が現れるタイミングでもあります。

だからこそ、結婚が決まったときに、収入と支出のバランスや月々の貯蓄額、どんな保険に加入するかなど、金銭感覚のすり合わせは不可欠。

お金の話というと、なかなか踏み込みにくく切り出しにくい話題ではありますが、家族としてのライフプランに直結する話です。2人の幸せがずっと続くように、しっかりとお金の問題に向き合う姿勢が重要のようです。

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