2017年度の最終損益は9億6,000万円の赤字――。2009年度(最終損失635億円)以来、8年ぶりの赤字転落に陥った、百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)。

5月9日に開かれた決算説明会も、さぞ落ち込んだ雰囲気だったかと思いきや、説明に立った杉江俊彦社長の言葉は、意外にも楽観的なトーンが随所に感じられるものでした。

「当初はもっと赤字が出ると思っていました。しかし、不採算事業処理のチームが頑張ってくれて、清算して損失を出さないといけないと思っていた事業も、売却してくれました」

対照的に映る、足元の業績と社長の言葉。その理由はどこにあるのか。決算説明会でのやり取りから考察してみます。

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