51歳の元弁護士の男性が4月下旬、警視庁に逮捕されました。容疑は業務上横領です。
昨年10月に弁護士資格を失っているので「元弁護士」ですが、弁護士をしていた時に依頼人に渡すべき5,320万円を着服した、というのが逮捕容疑です。本人も認めているそうで、これ以外にも同様の余罪があるらしいと報道されています。
ごく普通に生活していて弁護士が必要になることなど、一般市民にはほとんどないと思いがちです。しかし、親が死んで相続が発生したけれど、兄弟・親族間で争いが起きてしまった、親が認知症にかかり成年後見人が必要になった、といったことは誰にでも起きうることです。お隣さんとの不動産トラブルも珍しいことではありません。
とはいえ、有能かつ誠実な弁護士にたどり着くのは本当に大変で、これといった処方箋がないというのが現実でもあります。それでも、最低限度のリスクヘッジは可能です。一体どうすればいいのでしょうか。