はじめに
ゴールデンウィークも終わり、夏休みの家族旅行はどこに行こうかと考えてる家族も多いのではないでしょうか。
夫婦二人のときは気楽に行けた旅行も、小さな子供がいる場合は行き先や宿泊先選びにも慎重になったり、子供料金がかかる場合は旅行予算が厳しくなったりと、旅のスタイルも変わってくるのではないでしょうか。
少しでも安く楽しめる家族旅行のために、お得な宿の選び方をご紹介したいと思います。
子育て応援の宿を探す
雑誌やインターネットの特集で、子連れにやさしい宿を紹介していることがあります。オムツを無料で用意してくれる宿もありますし、ベビーベッドからおもちゃ、絵本の貸し出しまで行っている宿もあります。
こうした宿に宿泊する場合、ベビー用の宿泊プランを利用しなくても、幼児の宿泊料金や食事料金が無料だったり、食事場所にキッズスペースが設置されていたり、小さな子供連れの家庭にやさしい心遣いが随所に見られることが多いです。
また、ベビー用の宿泊プラン以外を利用したほうが、料金も若干お安く泊まれることもありますので、宿泊プランを見比べてみるのも良いでしょう。
ベビー用の宿泊プランの方が広いお部屋だったり、オムツが無料で用意されていたりすることもありますが、ご家庭にとって必要のないサービスかもしれません。ベビー用の宿泊プラン以外を利用して料金を抑えつつ、子連れにやさしい宿泊施設で気持ちよく過ごすことができれば、良い思い出になるのではないでしょうか。
会社の保養施設を利用してみる
会社勤めの方は、会社が契約している保養所や、旅行代金補助などの福利厚生がないか調べてみましょう。会社が契約している保養所があればそもそもの宿泊料金が特別価格で割安だったり、会社から補助が出ることもあったりと、旅先での宿泊料金を抑えることができるでしょう。
会社の人に旅行先を知られたくない、事前の申請が面倒、などデメリットもあるかもしれませんが、数千円から宿泊代金の半額程度の補助が会社から出ていることもあるため、値段に比べてお得な料金設定になっています。
また、リロクラブやベネフィット・ステーションなど、福利厚生を専門に扱う会社を利用している場合もあるでしょう。この場合、宿泊施設をお得な料金で利用することができるとともに、申し込みも直接ウェブサイトから行えるなど、従来の会社保養所よりも利用しやすい仕組みとなっていることが多いです。
個人で加入できる福利厚生サービス
会社に福利厚生制度が整っていない場合でも、ベネフィット・ワンやバリューカフェテリアなど、会社でまとめて加入するのではなく、個人で加入できる福利厚生サービスを提供している会社もあります。月数百円の会費を支払うことで、宿泊施設をお得な料金で利用できたり、ツアー旅行が割引価格で利用できたりします。
このほかにも、テーマパークのチケットや、映画、お芝居、コンサートのチケットを割引価格で購入できるサービスを提供している会社も多いです。旅行からは逸れますが、スポーツクラブの利用、習い事やマッサージなどの割引サービス、健康診断まで提供していることもあります。
これらの福利厚生サービスを家族全員で利用できるなら、ご自身で会費を負担したとしても、結果として旅行代金の削減になるかもしれません。
自治体の保養所はお財布にもやさしい
最後にご紹介したいのは、自治体が提供している保養所です。各自治体が独自の保養所を所有している場合もありますし、民間の施設を借り上げて、在住者や在勤者に割引価格で宿泊施設の利用を提供していることもあります。
自治体の保養所ですから、申し込みまでに利用登録が必要であることが多く、また公平を期するために利用申し込み後に抽選が行われることも。料金は一人1万円以下で設定されているところが多く、1,000円程度の利用補助を受けられる自治体もあります。申し込み時期や利用料金などで若干制約はありますが、自治体独自の保養所の中には、在住者、在勤者以外の一般の方にも利用を開放している施設もありますので、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
また、小さな子供連れのご家庭や、介護が必要な方のいる家庭でも、気兼ねなく利用できる環境が整っている施設が多数。お食事やお飲み物の追加料金も良心的で、往復の交通手段として地元から保養所までの割安な直通バスを提供している自治体もあり、お得な家族旅行が実現することでしょう。
家族で利用しやすい宿泊施設の探し方から、予約するまでにひと手間かかる分、お得に利用できる福利厚生施設、自治体保養所について紹介しました。お住まい、または勤務先の自治体に保養所制度がなくても、中央区や名古屋市など、一般にも開放している自治体独自の保養所も存在します。お得に利用できる宿泊施設を見つけ、家族の思い出を増やせるといいですね。