はじめに

かゆいところに手が届くサービス

車両の利用時には、会員カードを利用証とする会社もありますが、携帯電話やSuicaを利用証として使える会社もあり、利便性が高まっています。また、利用できる車両は限定されるようですが、小さなお子様でも利用できるチャイルドシート、冬用タイヤが装着されている車両もあります。

車種も、コンパクトカーからミニバン、高級外車まで様々に選ぶことができ、レンタカーと違って「ちょい乗り」がしやすいため、自家用車を所有するよりもお出かけの幅は広がるのかもしれません。

利用料金体系は異なるようですが、キャンピングカーを貸し出ししている会社もあります。

北海道から沖縄まで、全国的にカーシェアリングを展開している会社もあります。空港でレンタカーを借りるための長蛇の列に並ばなくても、空港から街中までは電車で移動し、利用したいタイミングだけ旅先でカーシェアリング、という使い方も可能です。

旅行にも利用しやすいカーシェアリング

10分単位で利用できるため、カーシェアリングといえば、近場へのお出かけ利用というイメージが強いのではないでしょうか。

ここで、東京から那須まで1泊旅行に行く場合を見てみましょう。新幹線であれば、往復で大人一人1万円以上かかります。大人二人、小学生二人で旅行するのであれば、交通費だけで3万円以上かかる計算になります。

カーシェアリングであれば、旅行用にパック料金が設定されていることがあります。長時間のパック料金が適用される場合、別途走行距離に応じた料金も必要となりますが、1泊旅行で使いやすい36時間パックの場合、高速代も含めて那須まで往復3万円程度です。現地での移動や荷物のことを考えると、車両があると便利です。

家族だけの旅行では電車代と大差ありませんが、ご友人を誘って大人数で行くのであれば、カーシェアリングを利用の場合、一人当たりの負担額はさらに少なくなります。

格安レンタカー会社を利用するのでない限り、ガソリン代などを加味すると、レンタカーよりもカーシェアリングを利用した方が一般的に料金も安くなります。また、カーシェアリングでキャンピングカーを借りるのであれば、宿泊代金もかかりません。

利用者が増えるにつれて、カーシェアリングの利便性は本当に増してきたと感じます。自家用車の所有にこだわらない人、予約やキャンセルなど予定の管理、調整ができる人には、これ以上にお得で便利な制度はないといえるのではないでしょうか。

家のシェアから洋服のシェアまで、昨今は物を所有しない生き方が流行していますが、使いやすさ、価格の面でもカーシェアリングは非常にバランスのよい制度だと思います。

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