はじめに

ほくほくで煮崩れしにくい!両方の性質を持つバランス型

スタールビー

比較的新しい品種で、皮は赤く果肉はやや黄色で甘味があります。ふかすとホクホク、煮るとねっとりと両方の性質を持っているのが特徴です。調理後に黒くなる変色が少ないので、バターをあわせる調理やフライ調理にも向いています。

北海こがね

フレンチフライ用の品種ですが、一般にも流通しています。楕円形でくぼみも少ないので皮が剥きやすいです。

粉質ですが煮崩れもしにくいことから調理しやすいのが特徴です。また、皮を剥いても変色しにくく、フライにしても変色はほとんどありません。コロッケやサラダ、煮物、フライなど幅広く活躍します。

普通のじゃがいもと新じゃがいもの違い

出荷時期と産地

普通のじゃがいもは冬から春先にかけて植え、秋に収穫し貯蔵させてから出荷します。新じゃがいもは春先(早くて2月)~初夏(6月頃)に収穫され、貯蔵されずに収穫後そのまま出荷されたじゃがいものことです。新じゃがいもはちょうど今の時期ですね。

じゃがいもの産地といえば、生産量No.1の北海道が有名ですが、新じゃがいものほとんどは九州地方で栽培したものです。

新じゃがいもの栄養面

新じゃがいもは普通のじゃがいもに比べて、ビタミン類が豊富です。特にビタミンCは収穫したての新じゃがいもには豊富に含まれています。

新じゃがいもの性質

皮がとても薄いので皮ごと食べることができます。皮の付近には栄養やうま味が豊富なので、皮ごと食べるとより効率よく栄養を摂取することができますよ。

水分を多く含んでいるため軟らかいです。そのため、調理をする際は早く煮えて香りが高い特徴がありますが、ホクホクな食感は普通のじゃがいもの方が強いです。また、水分を多く含んでいるため、通常のじゃがいもより日持ちしないので早めに使い切るようにしましょう。

おいしいじゃがいものポイント

傷がなく、なめらかでしなびていないものが良いです。また、芽が出ておらず、持ったときに重量感はあるものを選びましょう。

芽が生えるのを遅くする保存方法

じゃがいもは光に弱いため、新聞紙で包んだり紙袋に入れたりして日が当たらない風通しの良い場所で保存しましょう。
りんごと一緒に新聞紙で包むと、りんごが出すエチレンの作用で、目の成長が抑えられ、保存可能な期間が延びるといわれています。ぜひ試してみてくださいね。

料理に合わせてじゃがいもを使い分けられると一層味わい深い料理が完成します。献立を考えるとき、じゃがいもを購入するときは思い出してみてくださいね。

文:ケノコト編集部
元記事:おいしさ倍増!「じゃがいも」の種類に合わせた調理法を知ろう

(この記事はケノコトからの転載です)

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