英語は競争試験などではありませんから、究極的は自分との戦いです。「あきらめない」という自分との戦いに打ち勝つには、「自信」を持つことがとても重要です。

しかし、その自信を他人に潰されてしまうことがあります。

「ドリームキラー」という言葉をご存知でしょうか。文字通り、夢を潰してしまう人のことを指します。「そんな嫌な人とはお付き合いをしていないから自分は大丈夫!」と思われるかもしれませんが、実は夢を潰す側、潰される側の双方に自覚がないのが普通なのです。

英語学習をしていると、ドリームキラーが登場することがあります。そして、それは意図せずにあなた自身が作り出していることが往々にしてあります。どうすればドリームキラーに夢を潰されずに済むのでしょうか。


ドリームキラーはこんな風に夢を潰す

「え、英語の勉強?その年齢からじゃ明らかに遅くない?」
「今どき、英語なんて誰でも使える時代にお金もったいないよ」

これは私が過去に実際、ドリームキラーから言われた経験のあるセリフです。ほとんどの場合、言う側は「こいつの夢をズタズタにしてやる!」という意図はありません。何となく話の流れで思っていることを正直に言ってしまったり、むしろあなたのことを心配して言っていることすらあります。

そう、ドリームキラーに相手の夢を潰している自覚はまったくないのです。

「これから英語を頑張ろうと思う!」という決意は素晴らしいことで、ぜひ前向きに取り組んでもらいたいと思います。しかし、声高に宣言をすることで、周囲の人間がドリームキラーになることがあります。

「大丈夫なの?」という具合に心配をしてくるので、それに引きずられて「やっぱりやめておこうかな。自分には無理かもしれない」と思っては、夢を潰されることになってしまうわけです。ドリームキラーは友人だけでなく、家族がなってしまうこともよくある話です。あなたのことを心配して、つい新しい挑戦に水を差すような発言をしてしまうのです。

英語の夢を潰されないためには?

では、どうすればドリームキラーを作らないようにできるでしょうか。それは「これから英語を頑張りたいと思う」というセリフを告げる相手をしっかり吟味することです。

ドリームキラーは、あなたがやろうと思っている挑戦の中身を何も知らないことがほとんどです。

私が英語を始めようと打ち明けた時に「もう遅いのでは?」と言った相手は、英語のことをまったく知りませんでした。「転職なんてリスキーだ」と私を止めてきた同僚は、転職の経験がありません。また、大学進学を止めた家族や親戚はみんな高卒で、大学を卒業していないのです。

つまり、自分がやったことがないこと、知らないことを他の人が新たに挑戦する時には、心配して、つい「大丈夫?」と言ってしまうわけです。

ですので、英語の勉強をするという話をする相手は、自分と同じく英語の勉強を頑張っている人や、すでに英語が使える人に限定したほうが良いです。英語が使える人はこれから頑張ろうとしている人に「やめときなさい」と言うより、「英語が使えると有利だから頑張ろう」と励ましてくれる可能性のほうが高いのです。

英語学習仲間を作ることのメリット

英語は孤独に1人で頑張っていると、くじけそうになってしまうものです。かといって、軽い気持ちで周囲に言うと、意図せぬドリームキラーを生んでしまうでしょう。そこで、私が提案したいのは「英語学習仲間」を作るという方法です。

なぜ、英語学習仲間を作ると良いのでしょうか。その理由は2つあります。1つはドリームキラーに負けない強さを得られること、もう1つは継続しやすいことです。

英語学習法の“流派”は、専門家の間でもかなり意見が割れます。

たとえば、幼児の外国語早期教育について、有害という専門家もいれば、有益だという専門家もいます。多読の英語学習法についても意見が割れており、それゆえに独学をしている間に反対派の意見を聞いてしまうと、どうしても不安が生まれてしまい、その不安が挫折の原因になることもあるのです。

英語多読の効果を知らない人に「英語は読むだけで身につけられるよ」と言っても、「そんなわけないでしょ。やっぱり英会話しないと無理じゃない?」などと言われて、「そう言われてみれば……」と不安になってしまいます。

そんな時、あなたを救ってくれるのは、同じ学習法で取り組んでいる仲間の存在です。仲間内で多読によって英語を身につけた人が1人でもいれば、それは大きな気持ちの支えになります。

学習仲間はどうやって作るのか

また、ドリームキラー対策だけでなく、英語学習を孤独にやっていると、どうしてもサボります。人間ですから、サボりたくなる気持ちが生まれてしまうのを責めることはできません。

でも、仲間がいれば「あいつも頑張っているし、自分も!」「挫折したなんて、恥ずかしくて合わせる顔がない」と、あきらめない理由を作ることができます。1人でやるとやめる理由はいくらでも湧いてきますが、仲間で取り組めば挫折の芽を潰すことができるのです。

そんな仲間はどうやって作ればよいのでしょうか。その答えの1つがインターネットです。

ネットを検索すると、あちこちのSNSで英語学習コミュニティが作られているのを簡単に発見できるでしょう。今はスマートフォンが広く浸透していますから、さまざまな学習目的を持った同志が、同じ学習法で、お互いモチベーションを高め合って切磋琢磨しています。その環に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

中学レベルの僕が「読むだけ勉強法」で英語をペラペラ話せるようになった! 黒坂岳央 著


お金をかけている人ほど英語は上達しない⁉ 5年間のニート・フリーター生活を経て、外資系企業に勤務し、今は経営者となった筆者による、独自のシンプル&純ジャパに最適な3ステップ初公開!お金、時間、知識がゼロからでもスタートできて、会話も読み書きもスラスラできるメソッドを詰め込んでいます。