結婚

オプジーボによるがん治療とは?後悔しないためにやったこと

がん治療で高めるべき「患者力」

愛する人が逝ったあと、一生をかけて解く宿題

――弘子さんと過ごした5年間は、前田さんにとってはどのようなものでしたか?
僕にとってひろは、最愛のパートナーであり、親友。人生や仕事、さまざまな面で互いに切磋琢磨しているような関係でした。彼女と出会ったことで、僕の人生は大きく変わった。

彼女がいなくなっても、彼女は僕の人生を変え続けています。

仕事の面では、次の世代にひろのような思いは絶対にさせたくないので、行政として妊娠可能性の温存や生活面でのサポートができないか、さまざまな活動を試みています。

あともう一つ、ひろが意識不明になる直前、もう声も出ないので、僕の手のひらに必死に指でなにかを伝えようとしてくれたんです。でも、僕には彼女が何を伝えたかったのか分からなかった。

だから、それをずっと考え続けていくのが、僕の一生をかけて解いていく宿題なんだと思います。

■前半 がんをわずらう確率は2人に1人。妻を亡くした夫が語る闘病とお金

前田 朋己
1980年、兵庫県生まれ。兵庫県議会議員。立命館大学政策科学部卒後、大手投資ファンド勤務。その後、政治家へ転身。著書に『最後の「愛してる」 山下弘子、5年間の愛の軌跡』(幻冬舎刊)。

『最後の「愛してる」 山下弘子、5年間の愛の軌跡』前田 朋己著


「僕らには最初から、ハッピーエンドはなかった。それでも、誰よりも幸せだったんだ」――19歳でがんを患い、余命宣告を受けた山下弘子さん(享年25歳)。病に負けず、全力で“今”を生き抜く姿は日本中の人々に勇気を与えた弘子さんを、いちばん近くで見守り、支え、ともに闘ってきた夫が初めて明かす、意外な出会いから、永遠の別れのときまでを明かした5年間の記録。

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