結婚

オプジーボによるがん治療とは?後悔しないためにやったこと

がん治療で高めるべき「患者力」

山下弘子さんとがん治療薬オプジーボ

――弘子さんは、いつごろオプジーボは試されたのでしょうか?
ひろはオプジーボを2回使いました。

1回目は2015年ごろ。その時は効果が出なかったのですが、数年たってからレンビマという薬との併用だったら効果が出るのではないかというデータが出たことで、2017年頃にもう一度やりました。

前述したように、僕もオプジーボのニュースはよく見ていて、その時もレンビマの併用が海外で成果を上げているという記事を見つけたので、ひろにも伝えて一緒に治療に対するモチベーションをあげていました。

――前田さんはオプジーボについて、どのような印象を持っていますか?
オプジーボに限らず、免疫チェックポイント阻害薬は、今後のがん治療にとって期待の持てるものだと思います。

がん細胞が厄介なのは、身体のなかにある免疫細胞に働きかけて、自分への攻撃にブレーキをかけてしまうこと。でも、オプジーボのような免疫チェックポイント阻害薬は、そのブレーキを外して寝ていた攻撃機能を起こしてくれます。

一般的な抗がん剤は、どうしてもがんと一緒に体を攻撃してしまうので、痛みや発熱、脱毛などに襲われ、患者が「死にたい」「抗がん剤をやめてほしい」と思うくらいのものです。しかも、何日も入院して投与しなければいけません。

でも、オプジーボは点滴を使って通院だけですむくらい簡単。単剤で効果の出る患者は2~3割ですが、今後は免疫療法の複数利用で大きな成果が出ると期待されています。一部の人には危険な副作用を起こすこともありますが、一般的な抗がん剤が引き起こす副作用は少ない。

オプジーボ以外にもキイトルーダなど複数の免疫チェックポイント阻害薬も出ていますし、がん全体に対して、新しい薬や治療法が進展・誕生しつつあります。

残念ながら、ひろにはオプジーボの治療効果はでませんでしたが、副作用はほとんど起こりませんでした。

ひろは余命半年と言われたなかで5年近く生きる事ができたので、オプジーボを含むいろいろな治療が、彼女の人生を少しずつ延ばしてくれたのだと思います。

Share to facebook.Share to twitter.Share to line.Share to hatena.

あなたにオススメ