人間の時間感覚はその人が生きてきた長さに負の相関をもつ、という話があるそうです。つまり、子供にとっての1年は生きてきた長さに占める割合が大きいので大変長く、お年寄りにとっては、たとえば70年分の1年だったりしますので、あっという間に感じる、ということです。

そう考えると、結婚しよう!と相手を探す年齢が上がれば上がるほど、たかが1年と感じることになり、ますます出会いが遅れてしまうことになることもあるでしょう。

ある程度年齢が上がった人ほど、その「あっという間」を積み重ねないように、印象論ではない、出会うための正しい情報を持ち、活動に生かす意味が出てくるともいえるかもしれません。

今回は、世界中の恋人たちのイベントデーともいえるクリスマス間近、ということで、実際に結婚したカップルは一体どのような出会い方をしたのか、という大規模調査の結果をご紹介したいと思います。


お見合いやバイト先、ナンパは少数派

今回ご紹介するデータは、2015年に国立社会保障・人口問題研究所が実施した大規模な調査を基にしています。同調査では結婚相手と「出会ったきっかけ」を尋ねる質問への回答者が、実に5,334名に上ります。

回答者は、調査を実施した2015年直近の2010~2014年の5年間に結婚した、50歳未満の無作為に選ばれた900地区の配偶者のいる女性です。つい最近までの結婚について、これだけの数の女性が「出会ったきっかけ」として回答しているきっかけですので、統計的にかなり「出会い力の高いきっかけ」を示しているといっていいでしょう。

まずは、あまり確率が高いとはいえない「20人に1人未満」の出会いのきっかけを見てみたいと思います。

今の40代後半、団塊ジュニアが生まれた頃、すなわち団塊世代の祖父母世代が結婚したであろう頃には半数を占めていたお見合いですが、今は5%を切る状況で、どちらかというと特殊な出会い方になっています。

また、よく言えば少女マンガに出てくる「天から降ってくるような」、言い方を変えると「ナンパ」がきっかけとなっている「街中や旅先で」も少数派で、20人に1人未満。幼馴染やご近所さんで子供の頃からよく知った2人がゴールイン、というのも50人に1人もいないという状況です。

意外な印象を受ける方も多いかもしれませんが、いわゆる出会い系パーティと思われる「相手探しの集まり」などは、200人に1人未満という苦戦ぶりとなっています。