はじめに

みなさんは、合コンとかには行きますか?私は数年前まで行っていました(笑)

幹事から事前に相手側の情報を聞いて、どんな服装で行くか考えたり、合コン中も女子トイレで作戦会議をしたり…などなど、様々な戦略を駆使するかと思います。

今回のテーマは「投資戦略」。株式投資も合コンと同じく、戦略なくしては勝てないのです。


買いたい?買いたくない?

まずは、こちらの株価チャートをご覧ください。

画像:筆者作成

きれいな右肩上がりのチャートですね。このチャートを見てどう思いますか?

「こんなに上がっているのなら、すぐに買いたい!」と思いますか?

それとも、「こんなに上がっているのだったら、もう買うのは怖いな…」と思いますか?

この質問に、正解はありません。

「買いたい」という人も、「買いたくない」という人も、それぞれ存在します。同じ株価の流れを見ているのに、真逆のことを思うなんて不思議ですね。このように、株価の動きに合わせてどのように取引するかを考えることは「投資戦略」の一1つです。

順張りと逆張り

さきほどのチャートで買いたいと思った方は、「今まで順調に株価が上昇しているのだから、これからも上昇するだろう」と考えたのではないかと思います。

この考え方の投資戦略を「順張り(じゅんばり)」と言います。順張りは、これまでの株価の流れと同じ方向の注文を出す戦略です。

逆に、買いたくないと思った方は、「こんなに上昇しているのなら、そろそろ下落するんじゃない?」「これ以上は上がらないよな…」と考えたのではないかと思います。この考え方の投資戦略を「逆張り(ぎゃくばり)」と言います。これまでの株価の流れとは逆の注文を出す戦略です。

順張りは株価の流れに沿って注文を出すので、長い期間順調に株価が上昇するような場面で大きな利益を狙うことができます。ただ、短い期間で急激に上昇した株価はすぐに下落することが多いので、短期間で利益を狙うのは難しい戦略です。

逆張りは「下がったら買う」という株価の流れと逆に注文を出すので、順張りよりも安い株価で買うことができます。しかし、株価の流れが変わらずにそのまま下がり続けた場合、損失になってしまいます。

どちらの戦略にもメリットとデメリットがありますが、逆張りは株価の変化を掴むテクニックが必要となるため、初心者のうちは安定して上昇している銘柄を買う順張り戦略を取るのがおすすめです。

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