はじめに

正しいお手入れ方法とは?

縦型もドラム式も長く使うにはやはり日頃のお手入れが大事です。それぞれの正しい掃除方法や気をつけなければいけないことをきちんと把握し、日頃よりこまめにお掃除するようにしましょう。

縦型洗濯機のお手入れ注意点

黒カビの発生を抑制することが大事です。それには、洗剤や柔軟剤の使用量を守ることが重要。多すぎると溶け残ってしまいカビに栄養を与えることになってしまうのです。

週に一度は洗濯槽を空っぽにしたまま最低30分ほど乾燥運転するとさらに良いでしょう。

ドラム式洗濯機のお手入れ注意点

ヒートポンプユニット内蔵で乾燥機能を頻繁に使用している場合は乾燥フィルターを綺麗に保つことが重要です。乾燥フィルターの詰まりは乾燥能力を低下させるだけでなく、ヒートポンプユニットそのものを故障させる原因になることも。

乾燥機能を使用した場合は、その都度お手入れが必要です。また、ドアパッキン回りも汚れが溜まりやすい場所なので、定期的な掃除をお勧めします。

どちらの洗濯機も、糸くずフィルターの掃除は洗濯のたびに行ない陰干し、フィルターの固定枠も水道水で洗浄。さらには洗剤入れや柔軟剤入れも同様に掃除、洗浄、陰干しを行なうことでカビ対策に有効です。

これを習慣にするとカビが発生しにくくなります。さらに月に一度は洗濯槽に衣類を入れず「衣類用の塩素系漂白剤」あるいは「洗濯槽専用クリーナー」を用いて洗浄します。洗濯槽の洗浄の際はかならず取扱説明書を確認しましょう。

汚れが落ちないのは〇〇の入れすぎ?

「フィルターを掃除したのに汚れが落ちない」と感じる方は、洗濯物の入れすぎに注意しましょう。縦型洗濯機、ドラム式洗濯機、いずれも洗濯物が多すぎると洗濯槽が回転しても肝心の洗濯物は動かないため、洗剤の溶け込んだ水に漬かっているだけの状態となってしまいます。

これは、汚れが落ちないだけでなく、襟や袖口の黄ばみや、雑菌の繁殖による異臭の原因にもなりえます。また、洗濯槽を回転させるモーターにも大きな負担となり早期消耗の原因にもなってしまうのです。

縦型洗濯機、ドラム式洗濯機、どちらにも言えるのは、お手入れはこまめに正しい使い方をするのがもっとも効果的だということ。この記事を参考に、より快適な洗濯ライフを送りましょう。

(構成/青山ネムリ)

この記事の感想を教えてください。