はじめに
最も勧める人が多かった2冊は?
ビジネス書だけでなく、『人間とは何か』(マーク・トウェイン著)や『竜馬がゆく』(司馬遼太郎著)、『信長の原理』(垣根涼介著)など、哲学書や小説も選ばれていました。
複数の選者が挙げた本もありました。最も多かったのは、それぞれ5人が選んだ『渋谷ではたらく社長の告白』(藤田晋著)と、『人を動かす』(D・カーネギー著)でした。
5人の経営者が選んだ『人を動かす』(D・カーネギー著)
「奮起の起爆剤になる一冊」「状況に行き詰った時にはバイブルのように読むようにしている」などのコメントが並びました。どちらも経営者にとって普遍的な魅力を持った一冊であるとわかります。
店内では、コーヒーを飲みながら、ゆっくり本を選ぶことができます。小さなブックカフェながら、企画開始3日間で50冊近くが売れ、入荷待ちの本もあるそうです。
「書店発信で新しいムーブメントを」
大賀さんは「近年、本の認知のされ方が大きく変わりました。SNSやインフルエンサーを通じて、『この本、素晴らしいね』という熱量が伝わり、本が流通するようになりました。書店発信で新しいムーブメントを作りたい」と話します。
ズラリと並ぶ、選者となった経営者たち
6月5日の19時からは「スタートダッシュで差をつける読書術」と題して、選者らを集めたトークイベントを開催。ビザスクの端羽英子CEOやお金のデザインの中村仁CEOらが、日頃から実践する読書方法などを語ります。まだ残席があり、企画のサイトを通じて申し込み可能です。
読書は、インターネットでは得られない、体系的な知識の習得や感動的な体験をもたらしてくれます。仕事に行き詰まった時、モヤモヤした時、新しいことを始めたい時、1冊手に取ってみてはいかがでしょうか。