はじめに
7月のインポートフェアでお得なのは…
スパークリングワイン「ゾーニン プロセッコ」
「還元率がもっとも高い目玉商品は、イタリア産スパークリングワインの『ゾーニン プロセッコ』です。フェア期間中は、日欧EPA発効前よりも600円お求めやすくなり、1本990円でご提供します」。そう話すのは、成城石井の商品部・栗原道宏さん。
同社は、7月1日から全国171店舗でインポートフェアを開催。前回よりも対象カテゴリーを大幅に拡充します。「関税の引き下げ幅が小さく、為替の変動で還元が難しくなるような商品も、欧州産の選りすぐりの商品を手頃な価格で届けたいという思いから期間限定でセール価格でご提供します」と栗原さん。フェアのお得感を醸成します。
対象商品は、前回同様ワイン、オリーブ、生ハム、チーズに加えて、オイルやバルサミコ酢などの調味料、パスタソース、はちみつやメープルシロップ、ジャム、クッキー、パン、ジュースなどの約11カテゴリーで、全72アイテム。
消費者としては、日欧EPAによって関税が引き下がれば、すぐに値段に反映されて安くなると思うかもしれませんが、実際はすんなりと一律に下がるわけではありません。
というのも、「価格の決定要素には、関税以外にも、原材料価格、物流コスト、為替などが絡んできます。そのため、当社では輸入時期のタイミングを見計らうなどして、還元できる期間を限定することで、お求めやすい価格でお届けしています」と栗原さん。
10月には、消費税10%への引き上げが迫っています。たとえば、1590円(税別)の欧州産ワインが、関税の撤廃によって100円値下げしたとしても、消費増税後は増税前よりも30円高くなるため享受できるメリットが薄れてしまいます。消費増税によって日欧EPAによる恩恵が薄れてしまう前に、今活用できるメリットを最大限に享受してみてはいかがでしょうか。