はじめに

「常勤」で「近くの医局出身」がおすすめ


小さな子供がいる女医は時短勤務のケースが多い

【ホームページ】診察スケジュールを見る

現在、ほとんどの病院はホームページを持ち、外来予定表を載せているので、まずはそれをチェックすべきです。健康診断や予防接種など一回だけのお付き合いならばともかく、糖尿病やアレルギーなど長い付き合いになる病気では、ぜひとも診察スケジュール表などをチェックしたいところ。

基本的には常勤(週4日以上勤務)か、少なくとも定期非常勤(「毎週火・金」、など特定の曜日のみ働く)の医師を選びましょう。近年では、医療界でも時短勤務が普及しつつあり、定期非常勤の女医が増えています。夏休みシーズンや、産休中の代理などでは「スポット」と呼ばれる、「一日限りの非常勤」が外来担当のことがあります。「インフルエンザ」「生理日の移動」など、一回で治療が完結するような病気以外では、あまりおすすめしません。

【出身医大】あまり関係がない

ホームページに出身医大が載っている場合もありますが、女医の場合は男性医師以上に診療レベルや内容と関係ないように思います。特に卒業後10年以上経っている場合は、過度に気にする必要はありません。

【出身医局】遠くの「名門」よりも近所が〇

気にするならば、出身医局。具体的には、医大卒業後に就職して研修を行った大学病院(あるいは、大規模な総合病院)のことです。同じ出身医局の医師は、先輩後輩の絆が強く、大学病院にも人脈があるので、病気が悪化してもスムーズに転院先を紹介してもらえる可能性が高いです。遠くの名門医局よりも、近所の医局出身(群馬県民ならば、群馬大学附属病院で研修した医師)のほうがよいでしょう。

【独身、既婚、子持ち】「子持ち」アピールは残念?

女医の未/既婚や子供の有無を気にする患者さんがたまにいますが、さほど重視するポイントではありません。産科などで「出産経験のある女医さんに取り上げて欲しい」という妊婦さんは実在しますが、現実問題として子持ち女医は「時短勤務」「当直免除」のことが多く、実働時間が短いので、融通が利かないことが多いのです。目当ての女医さんの妊婦検診にせっせと通っても、お産が夜中や日祝になると、結局のところ良く知らない当直医(多くは男性医師)が担当になる可能性が高いことをご理解ください。

むしろ、過剰に子持ちであることをアピールするタイプの子持ち女医は、「それ以外のセールスポイントがない」という、残念なタイプだったりします。

また、平日昼間ならばまだしも、夜間や日曜祝日の診察では「女医じゃないとイヤ」のような希望は、基本的には通らないと考えてください。

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