はじめに

「列車に乗ってどこかへ行きたいけど、お金がない」「たまには遠回りしたいけど、できるだけ安いルートにしたい」――。夏休みを前にして、そんな悩みを抱えている人は少なくないのではないでしょうか。

JRグループの東京、新潟、仙台、大阪、福岡の各地区の在来線には、どんなに遠回りをしても最短経路で計算した運賃で乗車できる「近郊区間」があります。エリア内で同じ駅を2度通らない、途中下車しないというのが条件です。料金券を購入すれば、在来線の特急や普通列車用グリーン車などにも乗ることができます。

この近郊区間を活用すると、どんな鉄道旅が楽しめるのでしょうか。初乗り運賃で、“最も長い大回り乗車”ができるルートをご紹介します(ダイヤは2019年3月14日時点)。


約15時間を満喫できる東京近郊区間

205系500番代
相模線用205系500番代

・営業キロ:692.2キロ(換算キロを含めると702.8キロ)
・所要時間:14時間45分
・IC運賃:大人133円、子供66円
・きっぷの運賃:大人140円、子供70円

東京・平日

東京・土休

常磐線の普通列車(取手から快速)上野行きは、4・5号車に2階建てグリーン車が連結されています。友部駅の常磐線上りホームにSuicaグリーン券用の券売機があります。料金は事前料金の平日は980円、土休は780円。車内料金の平日は1,240円、土休は1,040円です。

外房線の各駅停車安房鴨川行き(東京―勝浦間は特急「わかしお17号」)は、特急形電車を使用しているので、普通乗車券だけで利用できる“乗りトク列車”です。

京葉線蘇我発の各駅停車東京行き(平日23時39分発、土休23時40分発)になんらかの理由で乗り遅れた場合、次の各駅停車東京行き終電の発車時刻は平日、土休とも0時00分です。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward HOME]