生活

貯蓄ゼロの専業主婦、働きに出なくても家計改善の余地はある?

FPの家計相談シリーズ

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ

今回の相談者は、貯蓄ほぼゼロ、結果の出ない節約に疲れている30歳の専業主婦。働きに出て家計を助けたい気持ちはありますが、小さな子供を抱え途方に暮れています。FPの横山光昭氏がお答えします。

毎月赤字で、ボーナスで補填をしながら暮らしています。貯金はほとんどありません。それなのに夫の強い希望で、1200万円の借り入れをして中古のマンションを購入しました。夫は貯金がないことをまったく気にしていません。できればもう一人子どもが欲しいですし、たまには家族でディズニーランドなどへ旅行に行きたいです。そのために、なんとか毎月のお給料で生活できるようになりたいです。節約をがんばっているつもりですが、なかなかうまく成果に表れないので、だんだんやっても意味がないのかなと思ってしまいます。私が働きに出られるとよいのでしょうが、子供はまだ3歳で幼稚園からの帰りも早く働きにくいです。今の状況で改善の余地はあるのでしょうか。


〈相談者プロフィール〉
・女性、30歳、既婚(夫:31歳、会社員)、子供1人(3歳)
・職業:専業主婦
・毎月の手取り金額:26.5万円
・年間の手取りボーナス額:約80万円
・貯蓄:3万円(普通口座の残高)


【支出の内訳(約27万円)】
・住居費:7.3万円(住宅ローン)
・食費:3.2万円
・水道光熱費:2.9万円
・通信費:2.1万円
・車両費:3.7万円(マイカーローン月1.9万円、あと1年で終了、ボーナス返済あり、他はガソリンなどの維持費)
・保険料:なし
・日用品代:1万円
・医療費:0.2万円
・教育費:3万円(幼稚園代)
・小遣い:2.5万円(夫のみ)
・その他:1.3万円


横山: ご相談ありがとうございます。ローンをはじめとした固定費が家計を圧迫している印象ですね。改善策を考え、取り組んでいきましょう。

まずは収入の範囲で暮らすことを目指して

このままの支出を続けていると、貯金はできません。赤字家計を改善するために、支出の見直しをしていきましょう。

家計には「固定費」「変動費」という考え方があります。固定費は支出額が毎月一定のもの、変動費は支出額が毎月変動する支出です。

相談者さんには住宅ローンとマイカーローンの二つのローンがあります。このローンは返済完了まで減らしにくい固定費として家計に存在してしまうので、安易に利用してしまうと自由に使えるお金が減ってしまうので注意が必要です。利息もかかりますしね。

特にマイカーローンはボーナス払いも利用しているので、なおのこと貯金ができにくい状況です。家計を改善しながらあと1年を耐えるように支払っていくか、もしくは家計改善後にボーナスを残して早期に返済をするか、という方法しかないかと思います。このローンが終わったら、しばらく自動車の買い替えを控え、しっかりお金を貯めてほしいと思います。

また、条件が合えば住宅ローンの借り換えも検討できるかもしれません。ローン残高や借りている金利、残りの借り入れ年数等により条件が異なるので確認が必要ですが、住居費の負担を下げられれば、家計は少し楽になると思います。というのも、現在の住宅ローンの返済負担は約27%。健全な家計運営のためには、20~25%以内に収めることが理想的なので、やや負担が大きいようです。

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