はじめに
消費税がかからないフリマやネットオークション
これだけ増税が話題になってはいるものの、実は消費税がかからない市場があります。
その1つがネットフリマやネットオークションです。個人が趣味として出品している商品を売買するのは個人間取引になるため、消費税はかかりません。
ヤフオク!では、個人出品の商品に対して、消費税を求めるような文章と記載したり、後から消費税をプラスするのはガイドラインの違反となります。ただしヤフオク!の場合、ストアの出品物には消費税がかかります。出品画面に税込み価格も表示されるので、必ず確認しておきましょう。
一方、メルカリやラクマなどのネットフリマは、表示されている価格が購入価格になり、それに消費税がプラスされることはありません。決済が購入価格でしかできないことになっているので、システム上消費税をとることができないのです。
もし万が一、購入した後で「消費税を払ってください」など言われても払ってはいけません。事務局に報告をして、場合によっては取引をキャンセルしましょう。
「増税前に」を言い訳にしてはいけない
消費税が上がる前に買っておきたい気持ちは理解できますが、先ほど少し書いたように買いだめによって収納スペースが劇的に減ってしまったり、家の中がゴチャゴチャになってしまうのは避けたいところです。
整理ができていないと、同じ物を買ってしまうことありますし、奥においやられた食品が賞味期限が切れになってしまうこともあります。そういったリスクがあることも考えておく必要があると私は思っています。
また、本当はそれほど必要でないけれど、なんだか雰囲気で買ってしまったということも起こりえます。
そういう物は必要性が薄いのだから、消費税が上がろうが関係ありません。つまり、増税前は財布の紐がゆるみがちなので、買う前にはちゃんと考えないといけないということです。これはフリマやネットオークションでも同じです。
いくら消費税がかからないといっても、もしかしたら値上げされるかもという気持ちがあると、ついつい買ってしまうこともあるでしょう。これは決して買ってはいけないということではありません。雰囲気にのまれることなく、本当に必要な物を精査して買うことが、増税前の1ヵ月では必要なことなのではないでしょうか。