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金融機関との正しい付き合い方とは?

自分のことは自分で守る

これから投資を始めようと思っている方と話していると、よく聞かれる質問の一つに「金融機関とはどう付き合えばいいのですか?」が挙げられます。

どう付き合えばいいのか、という質問に最初は驚いてしまったのですが、その真意はネットで色々と調べていると、金融機関に騙されたり、高い手数料を払わされたりする否定的な記事を見かけ、信じていいか不安ということでした。

たしかに、必要のないものを営業されたり、他で買えばもっと手数料が安かったのに、と後から気づいた経験のある人もいるでしょう。今回は筆者の考える金融機関との付き合い方を紹介したいと思います。


金融機関が批判される理由

まず、なぜ金融機関がネット上で批判されるのかを考えてみます。金融機関とはあくまで総称で、具体的には証券会社、銀行、保険会社が批判の的になっているようです。最近ではかんぽ生命の不適切販売が問題になりましたが、同社だけが問題のある販売行為をしていた訳ではありません。対面型の金融機関で非常にグレーな営業をしているケースも散見されます。

ここ数年は金融庁の指導もあり、一時期ほどの勢いはなくなっていますが、数年前に流行っていた毎月分配型の投資信託も、違法性のある商品ではないものの、営業の仕方は非常に悪質なものもあったといいます。たとえば問題になったのは毎月の配当金の額と購入額を用いて利回りを算出して提示することで、説明を聞いた高齢者は年金の足しになると喜んで購入するものの、ある時に基準価格を確認すると、タコ配(元本から配当をすること)をしていたために、大きく価格が下がっているという商品でした。

実際に、筆者の祖母のところにも外債に投資するタイプの毎月分配型の投資信託を営業に来た方がいたようですが、筆者に確認してから購入を決めようと思いとどまってくれたために事なきを得ました。何も分からないまま購入している高齢者は非常に多かったでしょう。

また、昨今は個人投資家の投資業界ではオンライン証券が圧倒的な存在感を示していますが、対面証券や銀行の支店で同じ金融商品を購入するとかかる手数料に大きく差があることも批判の対象になっています。

金融機関を活用するメリットは

しかし、私たち個人投資家は金融機関を使わなくてはいけないケースもあります。たとえば、株を買おうとしたら、証券会社を通さなくてはいけません。投資信託もものによっては運用会社から直接買えるものもありますが、証券会社を通した方が豊富な種類から選ぶことが可能になります。

お金を預けるにしても、家の金庫よりも銀行の方が安全ですし、仮にお金を預けている銀行が破綻しても、預金者1人あたり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。保険に入るにしても、自分で保険と同等の機能を実現するよりは、保険会社が用意する保険に入ってしまう方が手間はかからないでしょう。

つまり、投資や資産運用・管理をしようとすると、どうしても金融機関を活用する必要があるのです。

そこで、筆者はコスト、使いやすさ、サービスや商品が豊富か、という3つのポイントを重視して、どこと付き合うかを決めています。

筆者は営業を受けるのも嫌いですし、自分で考えながら投資判断を下せるため、極力、第三者の介在がない金融機関を選びます。ただ、人に相談しないと何もできないという人は、あえて対面を選ぶのもいいでしょう。

しかし、その場合は自分でやるよりも高いコストを払うことになることと、不要な営業を受ける可能性があることも知っておきましょう。

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