趣味

9月開業「新生オークラ」へ潜入、旧本館ロビーはどのように再現された?

オークラ・ランタンは形はそのまま、電球はLEDに

ロビー再現への試行錯誤

オークラのロビー
ホテルオークラ東京は“日本モダニズムの傑作”といわれ、評価の高い建築としても知られていました。閉館時には、世界中から惜しむ声が届いたことは大きなニュースにもなりました。とりわけ大きくとりあげられたのが旧本館メインロビーです。オークラ・ランタン(照明器具)や梅小鉢とも称されるテーブルセットなどが配され、多くの人々に愛されてきた空間でした。

今回の開業でもセーブ・ザ・オークラの象徴的なスポットとして、旧本館ロビーの再現に注力したそうです。工法から素材、寸法などあらゆる角度から徹底して調査、膨大な再現資料が作成されたとのこと。オークラ・ランタンも形は当時のままにして電球はLEDを用いる必要があり、光の色合いや加減が以前に近づけるべく試行錯誤もなされました。

また柵の高さやスプリンクラーの設置など、当時とは異なる法令との整合にも苦労したとのこと。満開の梅の花をイメージする梅小鉢の椅子は、張り替えはしたものの当時のものを使用。とにもかくにも再現への並々ならぬ努力がうかがえます。“そっくり”“真似事”という声も聞こえてきそうですが、実際に出向くと、どことなく懐かしさに抱かれるような雰囲気があり、単なる再現ではないというオーラを感じます。

Share to facebook.Share to twitter.Share to line.Share to hatena.

あなたにオススメ