はじめに

口座を分けると、災害や障害時にも◎

このように口座を分けておくことは、貯蓄だけでなく、いざというときにも役立ちます。

例えば災害やシステム障害によって、銀行のATMが使えなくなってしまうケースがありますよね。全財産が一つの口座に入っていたら、現金をおろしたくても1円もおろせなくなってしまいます。

もし別の銀行の口座を持っていれば安心。「青の口座」が使えない場面でも、「黄色の口座」にお金があれば、現金を引き出すことができるからです。

これを機に、もしネット銀行を使ったことがないという人がいたら、「赤の口座」や「黄色の口座」で、ネット銀行を試してみるのもおすすめです。ネット銀行は金利が少し高めで、利子が多くつくところもあります。

貯金は「別の口座」でしっかり守ろう

人間の心は弱いもの。仕事机のすぐ横にソファがあれば、急ぎの仕事があっても、ついゴロンとしてしまうでしょう。ダイエット中でも、おいしいスイーツが目に入ったら、うっかり手を伸ばしてしまうもの。

貯金も、それと同じです。

いつも使う口座に自分のお金が全部入っていると、「たくさんある」と思って、つい使ってしまいます。そんな弱い心に打ち勝つためには、貯蓄分を別の場所に移動させてしまうことが正解!

そしていつか必要になるときまで、鍵をかけてとっておくイメージでいきましょう。将来の自分が、「ずっと貯めてきてよかった」と、きっと思うはずです。

「赤・青・黄色」の3つの口座、ぜひ試してみてくださいね。

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