新興中小型株への投資は｢年末年始が最適｣であるシンプルな理由

中小型株投資で最適な手法とは？

中小型株の魅力は、投資期間が長ければ長いほど、これまでの実績ではパフォーマンスが優れている点です。

下図は、2000年以降について、一定期間のリターンを、起点と終点をずらして計算した期間別のパフォーマンスです。TOPIX Mid400、TOPIX Smallの中小型株では、1年よりも3年、5年、10年のパフォーマンスが優れており、中小型株の中長期的なパフォーマンスは大型株であるTOPIX 100に勝り、大きな投資成果が得られます。

また、年末から年初にかけては中小型株市場の上昇が見られるのが経験則です。

2018年までの過去10年間の月間騰落率をみると、12月は東証1部市場全体の動きを示すTOPIXが＋1.8％、日経ジャスダック平均株価は＋1.6％、東証マザーズ指数は＋1.9％、東証2部指数は＋2.8％と、各指数ともに上昇しました。

1月はTOPIXが0.6％の下落ですが、日経ジャスダック平均株価は2.8％上昇、東証マザーズ市場は3.8％上昇、東証2部指数は2.5％上昇と、中小型株市場が良好なパフォーマンスを示しています。年末年始は中小型株への注目度が高まりそうです。

＜文：投資情報部 大塚俊一＞