はじめに
使い過ぎが怖いなら「プリペイドカード」
クレジットカードをはじめて持つ人で、使い過ぎが怖いという方は、事前にチャージした金額の中で使う「プリペイドカード」がおすすめです。
例えば、LINEPayやKyashなどは、独自のポイント還元もありお得ですし、経済産業省の行っているキャッシュレスのキャンペーンにもしっかり対応しているので、店舗によっては2~5%のポイントバックが受けられます。
プリペイドカードは便利ですが、1回あたりの利用額に制限があったり、一部のサイト、宿泊施設や病院、ガソリンスタンドなどでは使えないことがあります。ですので、普段使いはプリペイドカードで、別途クレジットカードを1枚持っておくという使い方がよいかもしれませんね。
クレジットカードを複数枚持つのはやめたほうがいい理由
クレジットカードは信用状態によって複数枚所有することが可能です。カード発行の際にポイント付与などのキャンペーンがあると、ついついクレジットカードを複数枚発行してしまうことがあります。また店舗によってポイント還元率が異なるので、「この店ではAカードでaポイント」「あの店はBカードでbポイント」と、どんどんカードが増えていく人がいます。
そもそもポイントという「お得」を求めていたにもかかわらず、ポイントに振り回されてどのカードでいくら使っているかの管理が非常に煩雑になり、結果、使い過ぎてしまうという本末転倒なことになりかねません。
キャッシュレスが促進される中で、クレジットカードを持つことが必要な時代になっていると思います。一方、あまりカードは持ち過ぎない方がよいでしょう。最低限のクレジットカードやプリペイドカードで、今いくら使っているかを確認できる状態づくりが大事だと思います。マネーフォワードMEやZaim、LINE家計簿などの自動家計簿アプリを活用して、利用状況をチェックする癖がついていると使いすぎ防止になるでしょう。クレジットカードを持つ場合は、その利用方法や管理方法も一緒に考えてみていただけるとよいと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
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