はじめに
終日楽しめるコンテンツ
こうしてオーナーさん達の触れ合いや続々集まってくる車を眺めているうちに開催時間になりました。すっかり明るくなり、気温も上がってぽかぽかとしてきました。ピットの裏手にあるパドックに並んだ有名ショップや日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)の会員企業ブース、もちろんご当地グルメの屋台などがズラリと並んでいます。また、マツダモータースポーツ情報を配信する「MZRacing」のブースも出ていてマツダファンフェスタ限定のオリジナルグッズの販売なども行われています。
有名なカー用品メーカーから、ご当地グルメの屋台までパドック内はまさにお祭りの雰囲気が充満
まだあります。サーキット内のミニコース会場では、マツダの車を「もっと身近に感じていただくために、クルマづくりへのこだわりや造り手と直接触れ合える体験の場」として「Be a driver. Experience コンテンツ」が用意されていました。メーカーが協賛するということもあり、マツダの全面的な対応によるコンテンツを楽しむことが出来ます。こちらにも開催と同時に多くの人たちが参加していました。この他にもステージイベントにサーキットのレースクイーンたちが登場したりと、盛りだくさんのイベントを、一日中楽しむことが出来ます。
サーキットのレースクイーンたちも終日イベントに参加して華やかな雰囲気の演出に一役買っていた
マツダの技術的アイコンのひとつと言えば当然、ロータリーエンジンですが、今回はレーシングロータリー・エンジンの開発者として知られる松浦國夫氏、さらにはロータリースポーツの語り部として元RX-8主査の片渕昇氏らの貴重な証言が詰まった“特別講座”もあり、とにかく大盛況。
現在はロータリーエンジン搭載の市販車はありませんが、いまだに多くのファンの、ロータリーエンジンに対する熱い想いが充満していたのでした。松浦氏は「ファンの多くが新世代REを求める強烈な熱量を感じた」とコメントしていましたし、RX-8元主査の片渕氏は「熱狂的なREファンの思いは現在も進行形で続いている」と人々の思いを感じ取っていたようです。