はじめに
福袋にも「コト消費」の波
さらに、福袋はアパレル品だけでなく、地域によって内容が異なる「体験型コト福袋」を用意します。
横浜市内の「イオン」「イオンスタイル」では、「イオンオリジナル 横浜DeNAベイスターズ福袋」(1万円、各店舗10個限定)を販売。オリジナルグッズと、ホーム第2戦~第6戦いずれか1試合の観戦チケット(1人分)引き換えハガキが付属します。
ほかにも、東北6県では「上村愛子さんと滑る親子スキー教室<ワールドカップ特別観戦付>」や、長野県限定の「松本山雅FCトークショー・サイン会&ペア観戦チケット」など、地域に密着した内容になっています。
増税後の悪い流れを断ち切れるか
消費税率が引き上げられた10月は、イオンの既存店の月次売上高が前年同月比7.7%減と落ち込みました。しかし、11月は同0.9%増と回復したといいます。
前出の鳥内さんは「増税後は消費が一時期落ち込みましたが、独自のポイント企画の実施や、ブラックフライデーが起爆剤となり、消費は間違いなく回復傾向にある」と語ります。
初売りで目標とする売り上げは前年同期比5%増。中食需要の取り込みと「令和の大盤振舞い」の大型企画商品で、新しい年のスタートを勢いよく切ることができるでしょうか。