はじめに
グレード選びが楽しくなる
新型フィットは従来までの「価格が上がれば上級」といったグレードの概念とは異なる「ライフスタイル別」のグレード構成となっていることが大きな特徴です。
「BASIC(ベーシック)」「HOME(ホーム)」「NESS(ネス)」「CROSSTAR(クロスター)」「LUXE(リュクス)」の5つの個性的なグレードは見た目も含め、生活や価値観などからバリエーションを展開しています。
実は今回原稿を書くにあたり首都圏近郊のディーラーで情報を収集してきました。それによると「BASIC」は文字通り、基本となるエントリーグレードですが、ホンダが誇る先進安全装備である「ホンダセンシング」も新機能を4つ追加して全部で11の安全機能を搭載します。この新しい安全装備や「サイド&カーテンエアバッグ」などを全グレード、つまり「BASIC」でも標準装備するとのことです。
エントリーグレードの「BASIC」でも安全装備は充実しています
「HOME」は全グレードの中で中核となるモデルなので「BASIC」にプラスした充実装備が魅力となります。
「HOME」は価格と装備が最もバランスが取れた売れ筋グレードになりそうです
「LUXE」は上質さを極めたグレードで本革シートや専用アルミホイールなどミニバンなどからのダウンサイザー層にも十分応えることが出来る仕上げとなります。
上質系グレードの「LUXE」。外観上ではメッキパーツが多く使われています
そして筆者が注目しているのが「NESS」と「CROSSTAR」です。
「NESS」はガチガチのアスリート系ではなく、日常の生活をアクティブに楽しむイメージなどが伝わってくるスポーティ系グレードです。
「NESS」はアクティブライフを好む人にはピッタリかも
そしてイチ押しが「CROSSTAR」、このグレード名は先行してマイナーチェンジを行ったフリードにも設定されていますが、要はSUV的テイストも兼ね備えた昨今人気の「クロスオーバー系」グレードです。
「CROSSTAR」はホイールアーチプロテクターなどSUVテイストを演出
特に最低地上高を他のグレードより30mmアップさせることや、オプション設定のルーフレールを組み合わせることで見た目の印象はかなり異なって見えます。あくまでも予想ですが、昨今のクロスオーバーSUVブームも受けて人気が出るのではないでしょうか。