はじめに

かつてあったマックのチャーハン

ごばんバンズは同社初となりますが、実はマクドナルドにはかつて、不思議なごはんメニューが存在していました。チャーハンとシューマイが入った中華メニュー「マックチャオ」(1991年)や、「お昼のカツカレー」(1992年)といった商品を販売していた時代もあったのです。

それから約30年がたった2020年、ごはんメニューを新たに投入するのは、「夜マック」の時間帯。2018年3月から開始した、100円でパティが倍になる「倍バーガー」 が好評で、17時以降のユーザーが増加しているといいます。

夜マック

「夜ご飯をマクドナルドで食べることには、まだ多くの成長チャンスがある」(下平副社長)として、既存のバーガーでは取り込めなかった、夜にコメを食べたいユーザーの獲得を狙う考えです。

「夜ご飯ではパンではなく、おコメが食べたいという、日本人ならではのニーズがある。30〜40代になると食事の好みが変わり、和食を好むようになる」(下平副社長)

夜マックの新商品について、いちよし経済研究所の鮫島誠一郎主席研究員は、「夜の売り上げ構成比を高めるのが狙い」と分析します。

同社は49ヵ月連続で既存店売上高が前年実績を上回っていますが、昼の売り上げをこれ以上伸ばそうとしても、店舗のキャパシティ的な問題があるようです。そこで、伸びしろのある夜の売り上げをおコメの新商品で底上げしようという狙いが垣間見えます。

テレビCMにはお笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之さんや、俳優の高橋克実さんを起用。夜のマクドナルド店内を舞台に、“大人”のさまざまな人生を描いた内容で、夜マックの認知拡大を狙います。

消費増税後も好調な業績が続いているマクドナルド。ごはんメニューの導入で、夜間の売り上げをさらに高めることができるでしょうか。

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