はじめに
確定申告、しないとどうなる?
さて、確定申告をしない場合はどうなってしまうのでしょうか。
確定申告の義務はないものの、したほうが控除を受けられてオトクになる場合には、大変もったいないことになってしまいます。
しかし、それよりも痛手が大きいのは、確定申告の義務があるにもかかわらずしなかった場合です。期間に遅れて確定申告・納税をした場合には、税金の増額という重いペナルティがあります。
■延滞税
確定申告期限を過ぎてから税金を納めた場合、遅れた期間に応じて最大で年利14.6%の延滞税がかかります。
■無申告加算税
納める税額があるのに確定申告をしなかった場合、税額の50万円までは15%、50万円を超えた部分は20%の無申告加算税がかかります。
■重加算税
悪質であると認められる場合は最大40%の重加算税がかかることもあります。
確定申告は副業も含めてしっかり申告し、払い過ぎた税金は取り戻しましょう。期間を守ることも忘れずに。還付申告(払い戻しの申告)は、期間を過ぎても受け付けられますが、住民税は確定申告の所得税をもとに計算されます。
せっかくの節税効果は、しっかり住民税にも反映させましょう。