はじめに

乗り心地や静粛性が向上した理由とは?

次にエンジンと駆動方式ですが、街乗り中心であれば自然吸気のFF車で十分と言えます。このエンジンは新開発でマイルドハイブリッドの採用など実用燃費も含め、性能は大幅に向上しています。

全エンジンにマイルドハイブリッドシステムを搭載します

少し難しい話をすると、実は新型ハスラーには大きな新技術が搭載されています。それはスズキ車としては初の「構造用接着剤」と軽自動車としては初の「高減衰マスチックシーラー」と呼ばれるものです。

「構造用接着剤」はボディがしっかりと作れることでハンドリング性能や乗り心地などが大きく改善します。

そして「高減衰マスチックシーラー」は車室内のこもり音を軽減する技術で天井に設置されます。これにより「こもり音」だけなく、雨が降った際に雨音が天井を叩く音が大きく減少します。この技術はレクサス車などの超高級車で採用されているもので、快適性は大幅に向上するのです。

高速道路を走る際の新機能がスゴイ!

一方で高速道路や長距離を走る機会が多いのであれば「ターボ」グレードがオススメです。実は新型ハスラーには、ターボ車だけにACC(アダプティブクルーズコントロール)が装着されるのですが、車間距離を保ちながら追従走行のほか、停止までをサポートします。つまり渋滞時などでも前走車を捉えて発進・停止を行うことでドライバーの負担を大幅に軽減してくれる便利機能なのです。

ACCはターボ車のみ標準装備。車線逸脱抑制機能も搭載します

これもFFのXターボであれば価格は161万2,600円とかなり買い得感は高く、前述した自然吸気モデルとの価格差は9万4,600円と意外と少ないことがわかります。

ターボ車は出力を含めて走りに余裕がありますし、エンジン周りからの音も少し静かになります。ゆえにハスラー全グレードとしては「XターボのFF車(161万2,600円)」をベストグレードとしてオススメします。

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