コロナウイルス封じ込めの取り組み

シエリ氏の言葉の通り、イタリアでは最初の感染者が確認された翌日には、直接接触のあった人物を割り出し、150人に対してウイルス検査を行っています。また同時に、感染者が住んでいた町をまるごと隔離し、公共施設やレストラン、バールなど人の集まる場所を閉鎖。住民には不要不急の外出をしないよう呼びかけました。

少し厳しすぎると感じる点もありますが、ウイルスを封じ込めるという意味では、そのスピード感や決断は見事と言えるでしょう。

感染者が確認された21日以降、ニュースはコロナウイルス一色に感染者が確認された21日以降、ニュースはコロナウイルス一色に

現在、この自治体では住民の出入り禁止のほか、以下のような措置が行われており、違反者には罰則が設けられています。

・あらゆるイベントの開催を禁止
・全ての経済活動の中断(公益事業や生活に不可欠なサービスを除く)
・リモートワークができる場合を除き、全ての労働活動を中断
・オンラインを除き、教育サービスの中断
・電車、バスなどすべての公共交通機関を一時休止

つまり、薬局や食料品店以外の店は閉鎖し、学校や仕事もすべて休業。電車やバスもすべてストップしているという状況です。

これらの取り組みに関しては、少しやりすぎの感もあり、パニックを引き起こしているという意見もあります。ただその一方で、ここまでやることで一定の安心感があるのも確かです。この対応が正解かどうか、その答えが出るのは数ヵ月後のことになるでしょう。その頃には、世界的な感染拡大が少しでも落ち着いていることを願うばかりです。