はじめに

授業中でも脳内ですぐに反復!

情報に触れる回数が多ければ多いほど、記憶に残る! これは誰もが納得できることでしょう。情報に繰り返し触れることで、短期記憶を長期記憶にするのです。

情報に繰り返し触れる「反復学習」といえば、日をおいてから行うことが一般的です。今日学んだことを明日、あるいは3日後に復習する。このような学習スタイルの方が多いでしょう。

しかし、繰り返すのは「時間をおいた後でなければいけない」という決まりはありません。むしろ学んだその瞬間から繰り返すことをすれば、より早く、より確実に、知識をモノにできるのです。

おすすめなのは「脳内ですぐに反復する法」です。テキストを読んでいて、あるいは授業を受けていて、覚えたい情報に出会ったときに脳内ですぐに反復するのです。たとえば、世界史を勉強していて「ローマ5賢帝の一人目はネルウァ」とあり、これを覚えたい場合は、頭のなかで「ネルウァ、ネルウァ、ネルウァ……」とつぶやいて欲しいのです。情報に触れた途端に反復することで、記憶として頭のなかに残りやすくなります。

なお、この「脳内ですぐに反復する法」ですが、テキストを読みながらであれば出来るものの、授業中に行おうとしても無理、と言われることがあります。

しかし、授業のように人の話を聞いているときにだって「脳内ですぐに反復する法」は可能です。よく考えてみてください。授業中、先生はずっと話しているわけではありません。黒板に何かを書いたり、次の項目に移るタイミングで一息入れたり、そんな「間(ま)」があるはずです。このような「間(ま)」の時間を利用して、覚えたい情報を脳内で反芻すればいいのです。

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