はじめに

350キロ走っても疲労感は少ない

首都高速から東名へ。いよいよ快適な高速クルージングです。実はこのN-WGNのシート、なかなかの出来具合です。体への当たり具合が均等で柔らかに感じるのですが、決してふわふわということではありません。体をしっかりサポートしながらも、どこか気になるような角を感じるような座り心地ではなく、快適なのです。

当たりソフトだがしっかりと体を支えてくれる座り心地のいいシート

またフロントシートの上下調整幅を30mm増やしたことによってドライビングポジションが決めやすくなったこともあり、この乗り心地と座り心地を生み出しているのだと思います。ペダルの配置も見直され、運転ポジションが適正に取れ、シートの出来がいいというだけで、ロングドライブの疲労感は軽減されます。果たして350キロ先ではどんな状態でしょう。

快適に高速ドライブが続きます。途中、横風が強い場面が何度かありましたが、こう言う時にレーンキープアシストが適正に車線中央を走るようにサポートしてくれるので助かります。軽自動車のように横風に弱いクルマにはACC以上に、この車線維持の機能は有用だと感じます。

ただし、ACCやLKAはあくまでも運転支援の装置であり、自動運転ではありませんから、「常にしっかりと前方、左右、そして後続車を確認しながらドライブしてください」などと言ってますが、なんともこの楽ちんな機能のお陰でチョット眠くなる頻度も多くなりました。軽自動車であっても時速80キロでの巡航は本当に快適に走れますし、制限速度が100キロになっても、その快適さはあまり変わりません。

視認性のいいシンプルなメーターや計器類

唯一変わるのは燃費と騒音です。やはり時速80キロで巡航しているときは平均燃費が25km/Lを越えるペースで走れるのですが、時速100キロが連続すると確実に25km/Lを割り、20km/Lを少し超える程度となります。さらに前車に追従しようとする際の加速が多くなってしまい、エンジン音がどうして高めになります。もしACCを使って快適でECOな走りをするのであれば、時速80キロぐらいに設定して走ることをお薦めです。

そんなテストを繰り返しながら、ゆったりと5時間。名古屋に到着しました。混雑気味の名古屋市街地でもACCは上手に利用します。N-WGNはノロノロとした流れにもピタリと合わせながら一定に車間距離を保ちながら走行できます。もちろん、完全停止までサポートしてくれますから、前走車に追従して停止できます。前車が動き出したら、復帰ボタンのRES(レジューム)を押せばまた追従を始めてくれます。渋滞時にもこれは便利です。そしてこの最新のホンダセンシングが1,298,000円から購入できるという点も嬉しいところです。

こうして目的のロケ現場に無事到着。軽自動車で名古屋往復というと、怪訝そうな顔をする人もいます。そんな人たちにこそ「一度やってみなさい、けっこう快適だから」とお薦めしています。名古屋ロケの取材中、愛くるしい丸型ヘッドライトを備えたフロントデザインで佇むN-WGNの可愛らしいスタイルが、どことなくたくましく見えました。

さて取材が終わったら、とんぼ返りで東京に戻ります。あまり苦に感じないのはなぜでしょう。