生活

社会人2年目、月収26万円 なかなか貯金ができません

FPの家計相談シリーズ

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する深野康彦氏がお答えします。

社会人2年目になり、忙しかった1年目を反省しお金の管理を始めることにしました。収入は26万円ほど、現在は会社の寮で一人暮らしをしています。毎月2、3万円の貯金をしていますが、友人の結婚式やら引っ越しやらですぐに貯金がなくなってしまう状態です。年末にはボーナスで1年分の貯金ぐらいにはなりそうな金額が振り込まれました。お給料が上がることもそれほど期待できないなか、今後も貯金はボーナス頼みになるような気がしています。


今の生活で、さらに節約をするとなると職場の付き合いや長期的なキャリアのためにしていることを削ることになってしまうのですが、貯金はボーナス頼みというプランは再考したほうがよさそうでしょうか? 友達の会社ではボーナスが出なくなることも起きているので心配しています。
(20代前半 独身 女性)


深野: お金の管理、言い換えると貯金をしっかりしていこうと考えられているようですね。毎月の収入から貯金をしていくことが難しいようですが、ボーナスできちっと貯金ができているならば、さほど問題はないと思います。

確かに、現在のボーナスは企業の業績連動色が濃くなってきていることから、金額の増減が激しくなっているのは事実です。2008年のリーマンショックのような出来事が起これば、友人の会社のようにボーナスが出ないこともありえないことではありません。

ただし、中間管理職以上の高収入を得ている人ほどボーナスの削減が大きくなるのであって、質問者の方のように20代前半の人はその影響がさほど大きくないのが現実です。

メリハリをつけて無理なく貯金

とはいえ、ボーナスからの貯金だけでは心もとないかもしれませんので、今後、収入が増えていくにしたがって毎月の貯金額を増やしてみてはいかがでしょうか。

収入が増えても支出は現状維持、または収入増未満に抑えて、その差額分を貯金にまわすように心がけるのです。消費税の引き上げ、水道光熱費の値上げ等で支出も増加しがちですが、家計管理アプリや家計簿をつけてなるべく無駄な支出を抑えるようにするのです。

また、支出を抑えるといっても、ご質問にあるように職場の付き合いや長期的なキャリアのために行っている支出は削ることがないようにしてください。20代にしかできないことを20代のうちにやっておけば、それが自分自身の人的財産になるからです。

その代わり、ほかの部分を今より少し節約する。いわゆるメリハリをつけて支出をコントロールする癖をつけられるとよいと思います。時間軸を長くみると、貯金には「貯め時」と「貯められない時期」があります。

社会人になってから3年目くらいまでは思うように貯金ができないかもしれませんが、以降は貯金ができやすくなるのではないでしょうか。

職場の付き合いにもすべて参加ではなく、メリハリをつけて参加するなど日常の生活にも変化が出てきて、よい意味での自分のペースをつかめるようになるからです。

今は、少なくともボーナスからの貯金はきちっと行うというペースを守ってください。

残念ながら貯金に近道や裏技はありません。貯金をする時期も貯金が難しい時期も、メリハリをつけて、かつ無理ないプランで貯金を続けられるようにしましょう。

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