はじめに

2台のマツダ車がファイナルに

各部門の投票が進むにつれて絞り込みが行われていくのですが、去る3月5日にWCAがパーソンオブザイヤーを除く5部門のファイナリストをオンラインで発表しました。2月にトップ10の発表を経ての各部門のファイナリストを3台ずつ選出したことを発表しました。ちなみに3月10日に発表になった「2020ワールド・カー・パーソン・オブ・ザ・イヤー賞」はフランスのPSAグループ、カルロス・タバレスCEOに授与すると発表されました。さて部門ごとの車種ですが下記のとおりです。

(ワールドCOTY賞・大賞)
・キア・テルライド
・マツダCX-30
・マツダ3

(ワールド・アーバン・カー賞)
・キア・ソウルEV
・MINI エレクトリック
・フォルクスワーゲン・Tクロス

(ワールド・ラグジュアリー賞)
・メルセデス・ベンツEQC
・ポルシェ911
・ポルシェ・タイカン

(ワールド・パフォーマンス賞)
・ポルシェ・718スパイダー/ケイマン GT4
・ポルシェ・911
・ポルシェ・タイカン

(ワールド・カー・デザイン賞)
・マツダ・3
・プジョー・208
・ポルシェ・タイカン

という結果です。

パフォーマンス賞をポルシェが独占したことや韓国車のキアの健闘も目立ちます。それ以上に注目できるのが本賞であるワールドCOTYのファイナリストとしてマツダのCX-30と3の2台がエントリーされたことは日本人として嬉しい限り。

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ポルシェのピュアEV、タイカンも3部門でファイナルに残る。

さらに驚いたのはファイナリストの3台がすべて内燃機関、つまりエンジン車ということです。とくにキア・テラルドは3.8LのV6エンジンを搭載した大型SUVです。時代の要求が大きいEVを抑えての3台のエントリーは注目点と言えます。一方でマツダ以外の日本車が見えないことは少しばかり寂しい結果となっています。ちなみにパフォーマンス部門で唯一健闘していたトヨタ・スープラはファイナリスト選出とはなりませんでした。

ではマツダの2台がファイナリストとなった理由はなんでしょうか?

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