新しい環境での生活がスタートした人も、そろそろお金を管理したいと思う人も多いのではないでしょうか。

都内に住むと家賃を始めとした物価が高く、何かとお金がかかるのではないか、と心配になってきます。特に始めての一人暮らしでは、水道光熱費や日用品に、1カ月あたりいくらくらいの費用がかかるのかも見当がつかず、お金の不安がさらに増してしまうでしょう。

そこで今回は、年収350万円の一人暮らしで、都内に住んだ場合の生活費についてお伝えします。物価が高いと言われている都心暮らしでも、しっかり貯金ができる理想の生活費はどのようなものなのでしょうか。


理想的な生活費

年収350万円のうち、ボーナス分が月収3カ月分だとすると、月の収入は額面で23万円ほど。そこから社会保険料や税金を差し引くと、手取り収入は19万5000円ほどになるでしょう。

そこから、まずは必ずかかる費用、家賃、水道光熱費、携帯電話代などの金額を差し引いて、貯金できる金額、その他の生活費に使える金額を考えていきます。

総務省の「家計調査年報(家計収支編)2018年」によると、大都市の単身世帯(勤労世帯)の1カ月平均支出は約18万7000円です。中都市では約17万7000円、小都市・町村では約17万8000円ですので、やはり大都市ではお金がかかるのは確かなようです。

この毎月の支出のうち、首都圏では家賃が大きな支出になります。
公益財団法人不動産流通推進センターがまとめた「2019不動産統計表」によれば、東京圏の賃貸マンションの家賃相場は上昇傾向にあり、2019年3月の調査では、ワンルームの家賃平均は7万3131円(6万3166円~8万3097円)、1LDK~2LDKの家賃平均は10万9143円(9万3080円~12万5206円)となっています。

では、少し節約をして月6万5000円の家賃のワンルームマンションに入居したと考えて、二つの調査をもとにして生活費の割合を考えてみると、次のようになります。

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食料品は、1週間で約1万1000円の計算です。忙しいとついコンビニ弁当に手が伸びますが、栄養面と費用面を考えると自炊も取り入れて栄養のバランスを取るようにしましょう。野菜不足などが続くと疲れやすくなり、仕事のパフォーマンスも落ちてしまいます。

一人暮らしで、平日の日中は勤務先に出ているなら、光熱・水道費は8000円程度で収まると思います。夜、エアコンやテレビをつけっぱなしにして寝てしまうなどは痛い失敗ですが、夏のエアコン代がかさむ時期までにはきちんと消して寝る習慣をつけましょう。切りタイマーを設定しておいてもいいですね。

その他の費用については表のとおりに抑えれば、毎月2万円の貯蓄もできる計算です。被服費はクリーニング代や靴の修理代も込みですから、ホームクリーニングができる服を選んだり、靴のお手入れをまめにしたりするなどの工夫もするといいでしょう。それ以外にも、節約できるところがないか、自分なりに見直すのも大切です。

しかし、これでは自分は楽しめない、もっとお金を使いたいことがあるという人は、使いたいお金と、節約できるところのメリハリをつける必要があります。そこで、使いたいお金の項目別に、生活費を考えてみます。