はじめに

故郷から離れるデメリット

次に同じデータをエリアの人口数レベル別に見てみたいと思います。

統計上、「人口集中地区」というエリアがあります。人口集中地区とは、

・1平方キロメートルの中に4000人以上が居住する地区(Aとする)
かつ
・Aにあたるエリア同士が隣接して、合計5000人以上
となる地区を指しています。

1. この人口集中地区と非人口集中地区との出会い方の差
そして、
2. 人口集中地区の中でも人口が200万人以上の「大都会」と、平均的な総数での出会い方の差
を計算したものが下の表です。

2

表からは、都会になるほど、学校での出会いがやや多めになる傾向と、反対に「友人・きょうだい」による出会いが大きく減ることが示されています。

このデータは1996年以降、20代男女の東京一極集中が強まっているという筆者の人口移動分析結果とあわせて読み解くと、地方から都会へ就職で移動した男女にとっては「(旧知の)友人・きょうだい」による出会いが少ないことは当然の結果ともいえます。

また、地方に比べると都会で生まれ育った若者は、就職で遠隔地に移動する割合が少なくなりますので、同級生との結婚は地方よりも多くなる傾向がありそうです。