はじめに
子育て家庭の今後のサブスク利用意向
小学生のいる家庭で「学習・勉強」や「美容・健康・スポーツ」、「動画配信」が高い
最後に、子育て家庭の今後のサブスク利用意向について見てみましょう。子育て家庭では、今後どんなサービスを使ってみたい、あるいは、今後も継続したいと考えているのでしょうか。
子どもの年代別に今後の利用意向を見ると、いずれの年代でも「ネットショッピング(Amazon Primeなど)」や「動画配信」、「音楽配信」、「本・雑誌・コミック配信」、「ニュース・情報配信」などの利用意向が高くなっています(図4)。
また、全体的に小学生のいる家庭で今後の利用意向が高く、特に「学習・勉強」や「美容・健康・スポーツ」、「動画配信」、「ネットショッピング(Amazon Primeなど)」、「ゲーム配信」などで高くなっています。
緊急事態宣言は5月6日以降も延長される動きもあり、これまで通りの学校生活に戻るには、もうしばらく時間がかかる可能性もあるでしょう。このような中で、保護者が子どもの生活時間の管理をする必要のある小学生のいる家庭では、サブスク利用意向が特に高いのかもしれません。
最後「サブスク疲れ」にならないために
定額で使い放題のサブスクは、ついお得に感じて加入しすぎてしまう方もいるようです。定額ということは固定費になるということですので、1つ1つの利用料は少額でも、合計すると家計を圧迫してしまう状況にもなりかねません。必要なサービスを吟味して、「サブスク疲れ」にならないように気をつけたいものです。
また、子育て家庭では休校の期間中だけサブスクを利用したいという家庭も多いでしょう。いったん休会しても、休会中に費用がかからずに、また同じアカウントで再開できるようなサービスもありますので、事前に気になるサービスの仕組みを確認すると良いでしょう。
子育て家庭では、子どもの年齢によってサブスクニーズに違いが見られました。サブスクへの加入は、子どもの進学のタイミングで検討すると、無駄のない家計につながりやすいと言えるでしょう。