はじめに
まさに“熟成”の領域へ
8月に生産終了となるGSですが、今回の特別仕様車「Eternal Touring」は4種類のエンジンに設定されます。「GS450h」「GS300h」はハイブリッド、「GS350」「GS300」がガソリン、基本はFR(後輪駆動)ですが、GS350のみ4WD車も設定します。
コンセプトしてはレクサスブランドが持つ走りの象徴である“F”から引き継がれるアイテムを数多く搭載しています。元々“F”の呼称が付くモデルはひと目でそれと分かるパーツ類を採用していました。しかし今回の「Eternal Touring」は従来までの上質なアイテムを持つGSに“F”のパーツを組み込んだ、これまでは成立できなかった全てを盛り込んだ熟成の領域、まさに最後だからこそ実現できた究極のGSとも言えます。
専用のブラック塗装されたドアミラーは広角・自動防眩機能を持つ多機能タイプとなります
F-SPORTと同様のスピンドルグリルはグロスブラック処理と漆黒のメッキフレームを採用
実はコスパにも優れる
「Eternal Touring」はまさにファイナルモデルとしての完成度の高さはもちろんですが、数多くの専用装備のほか、優れた先進安全装備まで搭載しているプレミアムセダンでありながら最も低価格な2Lターボを搭載する「GS300」で710万円とこのクラスとしてはコスパの高さも目立ちます。最終型だから、というよりは生産が終わった後もレクサスが築き上げてきたブランドを纏って走る。そんな愛着が持てるクルマに仕上がっています。
ラゲージドアのガーニッシュには漆黒メッキが施され精悍さをアピールします
前後サイズの異なる19インチアルミホイールはナットまでブラック塗装が施されます